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2018年7月31日火曜日

いじめメモ隠ぺい問題参考人招致、「置き勉」認める答弁


文教こども委員会は、
午後6時半ぐらいまでの長丁場でした。
メインは、隠ぺいされたメモの「調査報告書」に携わった
2人の弁護士に参考人として来て頂いての質疑。
また、市会ホームページに動画がアップされるので、
詳しくは見て頂いたらと思いますが、
質疑を通して、
調査報告書の不十分さ(例えば、雪村前教育長がメモの調査を進めたのに曖昧で終わっている点について、弁護士自身が「よく分からなかった」と言わざるを得ないところなど)と、
教育委員会から本当に独立して調査していたのか(例えば、追加で教育委員会関係者の調査を行ったが、この調査を進めたのは教育委員会担当者だったところなど)
などが明らかになり、
いじめメモ隠ぺいの真相解明には、
まだまだやらなければならないことがたくさんあることは、はっきりしたのではないかと思います。
引き続き、遺族の方の思いに寄り添って、真実の解明へがんばりたいと思います。
    ☆ ☆
74日の委員会で取り上げた
「置き勉」自由化について、

教育委員会側が、
小学校では原則禁止になっていたが、
9月の校長会で確認し、
「置き勉」をスタートさせる意向であると答弁されました。
重いランドセルを背負って通う小学生の負担が少しで減るなら、
これは本当にうれしいことです。
ママ友さんのつぶやきからの質問でしたが、
前向きな変化が出来そうでよかったです。

2018年7月24日火曜日

第二次「7月西日本豪雨災害に対する緊急要望」を提出





本日、日本共産党神戸市会議員団は、第二次「7月西日本豪雨災害に対する緊急要望」を神戸市に提出しました。
被災者の不安、今後の生活再建への願いをかなえていかねばと思います。
要望書全文は、以下の通りです。



神戸市長 久元喜造 様                       2018年7月24日
7月西日本豪雨災害に対する緊急要望(二次)
                                                    日本共産党神戸市会議員団
                                                     団長 森本 真
7月の西日本豪雨災害の発生から2週間以上経過しました。
この間、人命救助と被災者支援のために昼夜を問わず活動されている職員の皆さまに心から敬意を表します。
日本共産党神戸市会議員団は、7月9日に、被災されたみなさんの生活の早期再建と営業の不安解消、安全・安心のまちづくりの推進をもとめて、重点要望と各区の緊急要望を申し入れ、多くの点で対応していただきました。
その後も、被災者の皆さんの声をお聞きするなかで、新たな問題や、問題解決のスピードアップを求める意見が寄せられています。
以下の通り、二次要望をとりまとめましたので、9日の要望と併せて、速やかに対応いただきますよう、申し入れます。
一、被災者生活支援法や災害救助法にもとづく支援が必要だが、現時点では適用範囲外である。早急な法改正や適用が求められるが、神戸市として、同等またはそれ以上の支給金制度や支援策を独自で創設し実施すること。
一、各区役所もしくは現地付近で、篠原台地域同程度の、被災者相談窓口をつくり対応すること。その際、区役所への応援職員を増員すること。
一、私道の緊急対応にとどまらず、私有地に入っている土砂の撤去についても、ボランティア任せにせず、重機対応も含め神戸市として対策を講ずること。
一、土砂が流れ込んだ宅地の住民要望には、灘区篠原台と同様に、復旧にむけたあらゆる努力を惜しまない方向で支援をすすめること。立ち入り禁止になっている道路や公園の倒木や土砂は、早急に撤去すること。
一、ボランティアの方々への具体的支援策(熱中症対策や、手や顔を洗ったりする際の上下水道料金の免除。仮設トイレの設置。衛生・健康管理のための医師・保健師などの派遣等)を実施すること。
一、「避難指示地域」の指定が長引くことで様々な問題がおこっている。ボランティアを長期間受け入れるための対策や、学生下宿の家賃問題等きめ細かな援助対応をすること。
一、現在、浴場組合のご配慮で、避難所にいる方の銭湯入浴料は無料であるが、灘区篠原台など下水管が詰まっている地域や、知人宅等に避難されている方もいる。神戸市が予算もつけて、被災者の銭湯援助の対象を広げること。
一、今回の豪雨で土砂災害が起こった個所で、急傾斜地崩壊防止工事を行うべきところを早急に兵庫県とともに現地確認・調査・工事の申請まで行うこと。
一、北区の大沢町など、地滑り地域に指定されている地域では、多くの山が地滑りを起こしている。県とともに、対策をとるため調査を行うこと。
一、美嚢川をはじめ各区の河川改修を早急に進めるよう兵庫県に求めること。
一、土砂災害特別警戒地域(レッドゾーン)に住む方々の移転補償は現在、住宅の解体撤去費の補助、新築工事の融資を受けた場合の利子補給等しかなく、移転する場合は多額の費用を自己負担することとなる。移転補償の拡充を国に要望するとともに、神戸市としても独自の制度をつくること。
一、北区鈴蘭台高校体育館下など各地の法面土砂災害現場は、ブルーシートが張られただけで、いまだにそのままの状態がつづいている。今後予想される台風にも備え、安全対策をするよう兵庫県や法面所有者に対策を強く要請すること。
一、甲南病院下の鴨子ヶ原、住吉山手の土砂崩れ地域では、落石防止と思われる防護ネットが設置されている。兵庫県はネット設置者が災害対策をするのが筋と回答。市東部建設事務所はネット設置者が不明とし、土嚢で最低限の緊急対応にとどめようとしており不十分である。各地の土砂崩れ地域については、防護ネットや土嚢などの緊急対応にとどめず、擁壁工事を含め恒久的な対策を実施すること。
一、農地・農業用施設の災害復旧事業について、実際の復旧工事まで3か月以上の期間を要し、二次災害が起こる可能性がある。応急復旧工事の実施を国に要望するとともに、神戸市として応急復旧工事に支援すること。
一、垂水塩屋浜や須磨海浜公園など、豪雨災害の流木などで海岸が汚染されている。ペットボトルなどについては住民の努力でとりのぞかれた場所もあるが、人力で除去できない流木もある。早急な対応を行うこと。
一、長田区番町住宅や、垂水区塩屋住宅など、公営住宅の壁やフェンスの間などに新たな亀裂がでている。要望のある各住宅の現場確認を行い、早急に対策すること。
一、垂水区南谷地域など、六甲登山道路の改修と合わせ、水止めを高くし、側溝に雨水を逃がす対策をおこなうこと。
一、夢野白川線の通行止めに伴い、兵庫区の滝山町、滝谷町にバスが通っておらず、日用品の買い物など坂道を徒歩で出かけなれければならないなど不便である。各地道路の災害では、通行止の付近まで折り返しでバスを走らせるなど、住民生活に配慮した柔軟な路線設定をすること。
一、兵庫区平野町天皇谷東服山の私有地内の擁壁については、倒壊する危険がでている。二次災害の恐れのある各地の私有地の擁壁の補強のための緊急助成を検討すること。
一、今回の災害で避難指示地域だった小規模作業所やデイサービス施設などでは、その間、事業が行えなかったことで、経営上困難を抱えている。相談窓口を設置するとともに、特例の補助や支援策を行うこと。
一、以上の緊急対応の実施にあたっては、国や県に財政措置を求めるとともに、神戸市の財政調整基金の活用をふくめて機動的に実施すること。
以上

2018年7月21日土曜日

西日本豪雨救援募金に取り組みました

午後2時から、

水道筋商店街で、

「西日本豪雨救援募金」

に取り組みました。

カンカン照りのなか、

足をとめてくれ、

「もうちょっと、日陰で話しよ」

と、募金してくれる方や、

若い人たちからも協力をいただきました。

寄せられた7162円は、

責任を持って被災地に送ります。

猛暑による熱中症対策についての緊急要望


日本共産党神戸市会議員団は、
本日(20日)、市長および教育長へ、
「猛暑による熱中症対策についての緊急要望」を行いました。

申し入れ文書にも書きましたように、
神戸市でも熱中症による今月の救急搬送者は18日までで254人、昨年同日時点と比べて148人も多い非常事態です。
また学校現場での痛ましい死亡事故も起こっているだけに、
神戸市でそうした事態にならないよう求めました。
学校現場では、学習指導要領の改定に伴い、
教える量は増えており、
それをこなそうとするあまりに、
この猛暑の中で、体育などの屋外での授業が強行されるような実態もお聞きしています。
教育委員会が、現場任せでなく、
必要な人員も確保し、
きちんと基準を示すことも求めました。
市長室の担当者からは、
この猛暑の中で、各部局が何ができるのか検討をはじめていることが語られ、
今回の要請も参考にしたいと回答がありました。
要望書全文は以下の通りです。

  ☆ ☆


神戸市長   久元 喜造 様
神戸市教育長 長田  淳 様

猛暑による熱中症対策についての緊急要望

2018年7月20

日本共産党神戸市会議員団

団長  森本 真

記録的な猛暑によって、熱中症などにより病院に運ばれる人が相次いでいます。神戸市消防局によれば、この7月、市内の熱中症による救急搬送者は18日までで254人にものぼり、昨年同日時点の106人と比べても148人も上回る非常事態です。
全国的にも、熱中症予防の呼びかけがおこなわれていますが、特に高齢者、障害者や子どもについては、行政が協力して注意深く見守ることが求められています。
体温調節が困難な高齢者や障害者に対しては、行政の見守りの強化と対策が必要です。また、長引く避難生活で苦労されている災害避難者や、低所得者には対しては、行政の手厚い支援が必要です。
子どもは、地面の輻射熱で大人以上に暑い環境にいるとともに、特に学校園や児童館、保育所などの集団行動の場においては、他の子どもに併せて無理をする傾向があり、いっそうの注意が必要です。
全国では、学校現場で熱中症により児童が死に至るという痛ましい事故も起こっていることから、集団行動を管理する側が、万全の対策をすることが重要です。

今年の異常な猛暑から、市民の命を守るために、次の諸点を含め各局連携して、特別の対策を講ずるとともに国県に対して財政措置を求めるよう要望します。

(高齢者・障害者・災害避難者・低所得者対策について)
1.高齢者・障害者の世帯、一人ぐらし世帯への訪問活動を行い、安心すこやかセンター、介護事業所、民生委員、生活保護ケースワーカー等と連携して、熱中症対策を講じること。そのために、訪問員を臨時で雇用することも含め、必要な財政措置を構ずること。
2.避難所や市営住宅一時使用などの災害避難者への訪問活動を行い、万全の熱中症対策が行えるよう、公費による空調施設の設置や交換など必要な対策をすること。
3.低所得者に対するクーラーの設置・修理費用や電気代、フィルター清掃のための補助制度を実施すること。電力会社に減免制度を実施するよう要請すること。
4.生活保護世帯には、一時扶助でクーラーの設置費用、修理費用を支給し、夏季見舞金を復活するとともに、夏季加算を支給するよう国へ要請すること。
5.暑さよけの緊急避難場所(クールスポット)として、地域福祉センターや、高齢者施設などの地域に身近で歩いて行ける公的施設を臨時開館も含めた対応も行い確保・指定し、周知をはかること。
(こども・乳幼児対策ついて)
1.学校園・保育所・児童館等の熱中症対策について、30度以上の気温なれば、運動場での行事、炎天での校外学習、体育や外遊びは中止・延期するなど基準をつくって、徹底すること。
2.学校園等の仮設校舎(プレハブ校舎)の教室は、エアコン設置の有無にかかわらず、教育委員会又は子ども家庭局が気温の上昇について緊急調査し、必要に応じて空調施設の設置や交換を行うこと。
3.学校園等に対し、熱中症予防のために、必要な情報対応策の周知を行い、「お茶を飲むのは休み時間だけ」など硬直した運営はただちに中止し、遠距離の場合の車での通学など、各学校現場に見合った適切な対応ができるよう注意を喚起し、授業の進行などについても柔軟な配慮を行うこと。
4.学校園等のプールや体育の授業について、見学児童を、炎天で見学させることをただちに中止し、教職員等を配置して教室内での自習など対応にきりかえること。
5.夏休み期間中に、共働きなど家で一人になる児童の熱中症予防のため、通年の申し込みをしていない児童の臨時的な児童館入所の受け入れや、学校開放などを利用した子ども向けのクールスポット教室の開設などの対応をすること。
6.在宅で育児する世帯など、乳幼児・新生児をかかえる世帯への訪問活動を行い、保健センター、地域の小児科、児童委員等と連携して、熱中症対策を講じること。そのために、訪問員を臨時で雇用することも含め、必要な財政措置を構ずること。
(人員及び財政措置について)
1.以上の対策の実施にあたっては、対応現場にさらなる過重とならないよう、神戸市各局・委員会の責任で、臨時的な人員配置も含めた対応をすること。
2.国や県に対しは、熱中症対策費の財政措置を講じるよう求めること。

以上

2018年7月16日月曜日

篠原台でのお聞きした声を神戸市に要望しました


朝は、篠原台へ。
現状や課題についていろいろと、
現時点での状況を伺いました。
すぐに、区役所へ要望したのは以下の点です。
    私有地に入っている土砂の撤去。これは今の時点での最大の課題で、
神戸市は私道の土砂撤去は表明しているが、私有地についてはボランティアでとしているが、柔軟な対応が必要だと思います。
    ボランティアの方々が手や顔を洗ったりする際の水道料金の援助。また、仮設トイレの設置。現時点では、「正式な」ボランティアは受け入れていないが、様々な方が土砂撤去などに入っておられます。そこで出ている問題もあるので、要望しました。
    被災者の銭湯援助を広げてほしい。現在は、浴場組合のご配慮で、避難所にいる方の銭湯入浴料は無料です。しかし、篠原台では下水管が詰まっている地域もあり、また知人宅などに避難されている方もおられます。現在は、浴場組合の配慮での援助になっているので、神戸市が予算もつけて、拡充することを求めました。
    王子スポーツセンターの駐車料金は、遡及して無料になることになりましたが、「領収書をなくした」場合はどうなるのか?という声を聞きました。この点は、区役所の担当者の方も、「状況を伺い、個別に対応しますので、相談してください」と柔軟な対応をしてくれますので、区役所に相談してください。
ちょうど篠原台を後したところで、
篠原台の方からスマホのメールが。
住民もボランティアも限界のきているので、
私たち議員の頑張りを求めておられるものでした。
しっかりと、地元議員として頑張らなければと思います。



2018年7月13日金曜日

王子スポーツセンター避難者の駐車料金は無料に


区役所の担当者から電話いただき、
王子スポーツセンターで避難されていた方から寄せられていた
駐車場料金について、
「無料にすることになりました。また、今は避難所を離れている方にも遡及して適用しますので、お知らせください」と報告がありました。
お知り合いの方で、
王子スポーツセンターに避難されていた方が分かれば、
ぜひお知らせ頂ければ、うれしいです。

2018年7月11日水曜日

朝は篠原台へ、夜は講演会へ


朝は、
再び、篠原台の災害現場へ。




今日も住民の方から色々とお話を伺い、
解決しなければならないことを教えていただきました。
お力になれればと思います。

夜は、
党創立96周年記念講演会の視聴を御影公会堂で。
大変、たくさんのみなさんにご参加いただきました。
ほぼ1世紀にわたって、ブレずに頑張る党の一員として、
身が引き締まる講演会でした。

核兵器廃絶を今年も願って、歩きました


篠原台には重機が入り、
ボランティアのみなさんの懸命な活動で、
復旧への道筋が見えつつあります。
同時に、本日も、
避難されている方や、
避難所にいる方から、
様々な要望が寄せられ、
解決のために、
あれやこれやと対策を講じています。
この問題については、後日ご報告する機会があれば、
させて頂こうと思います。

震災被害に取り組むなかですが、
「国民平和大行進」が灘区に入り、
私も参加し、
御影公会堂から王子動物園まで、
「核兵器廃絶を」と歩きました。

篠原台の方も、大変ななかではありますが、
ご参加されている方もいらっしゃいました。
大変暑い中での行進でしたが、
地球上から核兵器をなくす一助になればと願いながら。


2018年7月10日火曜日

神戸市が、篠原台土砂撤去を約束


日本共産党神戸市会議員団は、9日神戸市に「被災者のみなさんの一日も早い生活再建のために、とりまとめた要望項目を早急に検討、実施していただきたい」と要望しました。

灘区篠原台の土砂災害について、
私は「神戸市はこれまで篠原台は『私有地』なので土砂撤去はむずかしいとのと返答だった。7日に灘区役所に再度要請し、8日にも区長に直接要請した。区長は副市長に現場を見てもらい判断仰ぐとのことだった。日常生活に関わる問題であり、早急に対応をしてほしい」と求めました。
 対応した神戸市の山村昭市長室長は「8日午前中に副市長が、篠原台の現地に出向いて行って、神戸市として土砂撤去をすると判断をして、準備と改善を約束しました。

みなさんの要望が神戸市を動かし、「私道」ではありますが、「土砂撤去」を約束したことは篠原台の復旧へ、一歩前進です。

すぐに、この間、現場や避難所で知り合った避難者の方々へ、報告しました。
ラインで返信を頂きました。
「味口様 先程、土砂撤去の件でご連絡いただきました〇〇です。
この度は迅速に行政の方へ働き掛けていただき、本当にありがとうございます。
感謝でいっぱいです。」
また別の方からも「ありがとうございます。」とメッセージをいただきました。
同時に、引き続き篠原台のみなさんからは、「下水管がつまり、トイレが使用できない」などの要望が寄せられています。
すぐに、建設局に、この問題も要望。
「篠原台8~14の地域が下水管が、石などが固まっており、まだ復旧の目途はたっていないが、全力をあげます」という回答を得ました。
まだまだ問題は山積しているので、みなさんとご一緒に解決へ力を尽くします。
 夜は、避難所を訪問。
 ここでも、「土砂を撤去していただけるだけでうれしいです」「共産党は素早いなあ。ありがたいです」と喜びの声を頂きました。

 また、「今日からお弁当が出ました。嬉しいです」の声も。
 しかし、体育館は夜になっても暑いです。
 様々な要望もお聞きしましたので、すぐに対応したいと思います。

    ☆ ☆
以下は、神戸市への要望文書です。

神戸市長 久元喜造様
2018年7月9日
7月豪雨災害に対する緊急要望

                                                    日本共産党神戸市会議員団
                                                     団長 森本 真

 7月5日~8日にかけての警報級の大雨によって、神戸市内では、半壊、一部損壊、床上床下浸水など建物被害や、100か所をこえる土砂崩れなど、甚大な被害をもたらしています。
 神戸市は災害警戒本部を設置し、全市防災指令第2号にもとづき対応にあたられましたが、避難をされた被災者をはじめ地域住民からさまざまな要望が寄せられています。
 つきましては、重点要望と各区の要望を緊急にまとめましたので、早急に対処をお願いし、被災されたみなさんの一日も早い生活の再建と営業の不安解消をおこない、安全・安心のまちづくりを推進されることを申し入れます。

【重点要望】
1.土砂崩れなど被災された家屋、私道を含む道路の復旧を早急におこなうこと

2.私道、私有地であっても防災上必要な措置に対して自治体独自の支援制度の創設をすること。

3.家屋被害や人的被害がさらに広がらないよう、万全の対策をとること

4.避難所設置にあたっては、長引く避難生活に対して、避難者の要望に最大限こたえるとともに、被災者の健康にも留意した万全の避難環境となるよう改善すること
・備蓄の水、乾パン、アルファ米などの提供をはじめ、高齢者、障害者、子どもへの特別な食事の提供をおこなうこと
・空調整備、畳床の提供、着替え、入浴など健康や衛生環境に配慮した対応をすること
・駐車場の利用や費用負担など避難者を支援する対策を講じること

5.豪雨の影響で、商品の損傷・水没、今後の不作による原材料高騰の懸念など、経営についての不安の声が出ている。相談窓口を設置し、かつ実態を調査して、公的な支援をおこなうこと

6.災害救助法、激甚災害指定、被災者生活再建支援法など、被災者に対して有効と考えられるあらゆる手段は、迅速に適応するよう、国や兵庫県に申し入れること。今回の災害で得た経験をもとに、上記の法律の改定や運用面の改善を申し入れること

7.今回の災害による教訓や課題を速やかにまとめ、防災工事、避難所開設と運営のマニュアルの整備、避難交通渋滞対策、孤立する団地対策、観測所の整備などあらゆる災害予防措置を講じること

以上
【東灘区】
〇鴨子ヶ原の土砂崩れは、公道の土砂を撤去するだけでなく公道に面している法面も責任もち手立てをとること。
〇田辺地区の土砂崩れは、持ち主と市が話し合い責任持って手立てをとること。
〇避難所に車で避難ができるようにすること。
〇避難所での、非常食は当日から提供すること。区役所や避難所でのマニュアルを共有し、安定した食事提供に速やかに対応すること。
〇防災無線が聞こえにくいとの要望が寄せられている。無線の精度をもっとあげること。
〇鴨子ヶ原の土砂崩れでは、関西電力が復旧工事をしたいとの建設事務所に電話しても繋がらないとの報告を聞いている。ライフラインなど早急な復旧で必要な業者対応は遅滞なく行えるような体制をつくること。

【灘区】
〇篠原台土砂災害で、人力ではとても撤去でない土砂が私道をふさいでいる。土砂撤去を一刻も早くおこなうこと。
〇土砂災害などの帰宅困難者に対し、避難所などで着替えを支給するなど対応すること。
〇アルファ米・クラッカー・飲料水の支給ではなく、避難者の体調を配慮した栄養バランスのある食事の提供をおこなうこと。
〇避難所の堅い床で体が痛くて寝られないなどの要望がある。毛布にとどまらずマットレスや畳などの貸与をおこなうこと。
<王子スポーツセンターについて>
〇避難所となっている体育館では、①熱い、②雨漏りなどの問題が起こっている。熱中症対策に備え空調の設定や、衛生面も考慮した修繕などを早急におこなうこと。
〇避難者の駐車料金は無料にすべき。大雨のなかで、乳幼児連れの避難者もあり、「徒歩が基本」との対応は現実に合っていない。早急に対応すべき。
〇駐車場について、昨日(8日)は王子動物園の利用者によって駐車場を確保できない事態となった。避難者を優先する措置など調整すべき。
〇柔道場(畳の部屋)が当初は使用が認められたが、「利用者がいる」という理由で体育館へ移動させられた。移動させられた避難者からは「子どもの荷物の移動が大変で、畳の方がゆっくりできた」との声もある。避難者への対応を最優先すること。

【中央区】
○中尾町の土砂崩れの安全確保と対策を、早急に神戸市が責任もって対応すること。
○雲中小学校など駐車場が少ない避難所でも、指定避難所として車で避難できるよう近隣駐車場の確保など対策をとること。
〇避難所が遠いとの意見が多数寄せられている。高齢化なども考慮して、住民が歩いて行ける場所に避難所を設置すること。
〇バスの運行状況が、住民にほとんど入ってきていない。周知の仕方を改善すること。
〇中央区内は幹線道路が集中しており、電車の運休で生活道路まで渋滞し、緊急車両も通行できなくなっている。抜本的な交通対策を検討すること。

【兵庫区】
〇夢野白川線で、トンネルの出入り口に土砂が流入し、交通が遮断される事態となった。そのため孤立した地域も出ている。土砂崩れの日常的な予防策を強化すること。
〇鵯越筋の福寿院への道が土砂により遮断されている。一本道であり孤立状態になっており、早急に改善をすること。またこの付近は土砂崩れが多く起こるため、日常的に予防対策をすること。
〇鵯越筋東の砂防堰堤の計画を早急に進めること。(熊野雨水幹線上流)
〇夢野中学校跡地の擁壁の安全性を確保すること。
〇平野町天皇谷東福山の側溝が土砂で埋まっている。私有地内の側溝であっても改善策を行政でも対応すること。
〇平野町天皇谷東福山53付近の民家に廃材が落ちてきている。早急に撤去をすること。
〇避難所で、アルファ米、水、クラッカーなどが配られているが、高齢者は嚥下しにくい。栄養バランスとれた温かい高齢者向けの食事への配慮をおこなうこと。

【長田区】
〇明泉寺町3丁目の土砂災害で、道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇上池田3丁目の土砂災害で、私道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。また、法面下の家屋に更なる被害が及ばないように対策をおこなうこと。
〇西山町2丁目の土砂災害で、法面下の家屋に被害が及ばないように、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇宮丘町1丁目の土砂災害で、駐車場と民家の土地陥没している。早期に調査を行い、安全性確保をおこなうこと。
〇檜川町3丁目の道路の裏面の崩落で、土砂が一本道の私道をふさぎ、道の北側住民が車などで移動できなくなっている。土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇雲雀ヶ丘1丁目の土砂災害は、雲雀ヶ丘中学校の正門前であり、土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇小学校など区内の避難所で、自主避難者と避難指示(緊急)避難者によって、備蓄の提供など対応が異なっている。避難者は同様に対応すべき。
〇総合療育センターをはじめ避難所では、体育館ではなく、空調設備の整った和室等に優先避難させること。
〇避難所で、テレビ、ラジオなど災害情報が避難者に伝わるよう配備すること。また、文書での災害情報を随時配布・掲示を行うこと。
〇県立長田高校では、区の職員は配置されていたが、学校教職員がおらず、対応に苦慮していた。指定されている避難所へは教職員が配置されるよう兵庫県に要望すること。

【北区】
〇避難所の備蓄物資を担当者が把握していない事例があった。避難者にすみやかに支給されるよう運営者に周知徹底すること。
〇食事調達など、避難所に避難されている方たちの必要な要望に臨機応援に対応できるようにすること。
〇北区では民地のがけ崩れが繰り返えされている。民地のがけ崩れの復旧について公的支援策をすみやかに検討すること。
〇有野川にかかっている廣瀬橋は子どもの通学路にもなっている。橋の復旧を早急におこなうこと。
〇溢れたため池の復旧に公的支援策を検討すること。
〇避難所となっている県立鈴蘭台高校施設下の法面崩れは、早急な応急対策と復旧を兵庫県に求めること。
〇山の街宅地造成中の土地では、工事施工業者が場内の濁水を周辺側溝に流し、大雨が伴い側溝があふれた。防災課は「側溝があふれたため30分にわたり国道を埋めたが、(濁水は)自然にひいた」と言っているが、原因調査と防災対策の指導を強化すべき。

【須磨区】
◯須磨区車大歳神社の倒壊した樹木の撤去、および神殿横の崩壊した斜面の復旧。予定されていた斜面工事を着手し、安全性を高めること。神社周辺一帯の樹木の剪定など、周辺住宅の安全性向上へ配慮するよう関係者へ要請すること。
◯車字滝ヶ原6番地奥の斜面崩壊の復旧を急ぐこと。当該土地に接する斜面上部の安全性の確認を速やかにおこなうこと。上部には住宅団地(若草町)があるため、強度不足の場合は直ちに強化すること。
◯菅の台7丁目の崩壊した斜面で道路に流出した土砂の撤去と片側交互通行の解消にための復旧を急ぐこと。
◯須磨区長者平(ちょうじゃひら)住宅横(新幹線法面付近)に設置されているソーラーパネルの撤去もしくは安定した土台への改良を、関係者へ要請すること。
◯斜面への構造物の設置は安易に認めないこと。設置する場合には地盤改良や安定した土台の設置など基準を厳しく設けること。今回崩壊した場所は新幹線の真横であり、大変危険である。
◯土砂災害警戒区域における住民参加による防災訓練の実施と啓発の強化をおこなうこと。

【垂水区】
〇舞多聞小学校の西側法面の崩落について、応急処置にとどめず、原因調査とともに恒久対策をおこなうこと。
〇星陵台など垂水区内の商店から、歴史的豪雨の影響で、商品が損傷・水没したり、今後の不作による原材料の高騰など懸念など、経営についての不安の声が出ている。実態を調査し、相談と支援をおこなうこと。
〇塩屋町7丁目では、発生した土砂崩れで、主要幹線が通行止めとなっている。安全対策と同時に一刻も早く通行できるようにすること。
〇塩屋南谷では、ひょうたん池が危険水域を超え避難指示がでた。六甲登山道も亀裂が大きくなり、地盤がずれている。住民からは、登山道改修とともに、山から大量の雨水が南谷の住宅地域に流れ込まないように、登山道の片側のコンクリートを高くして雨水をせき止め側溝に流れ込むようにして欲しいとの要望もある。早急に対応すること。
〇塩屋2丁目では、塩屋第3踏切から上がる階段(200段程度)では、一番上から階段下をえぐるようにがけ崩れが発生し、土砂で山陽電車は運行停止となった。山は民間の所有であるが、公的な支援も検討し、鉄軌道に被害が及ばないような対策をすること。
〇潮見が丘1丁目で発生したがけ崩れで、猿倉公園の階段が崩れ、下の土砂や木を巻きこんで、民家に押し寄せている。猿倉公園は神戸市の管理公園だが、下からは民間の土地となっている。公園の上では土砂災害を防ぐために工事中でもあるが、民地のところも含めて市として補強工事をすること。
〇美山台3丁目で発生したがけ崩れで、発生した上は道路となっており、急いで補強をすること。
〇塩屋中学校のグランドから流れ出す雨水が、滝のように塩屋大谷に流れ込み、住民の方々が不安の声が出ている。側溝の整備も含めて対策をおこなうこと。
〇神戸市には9つの行政区のうち、垂水区だけが国土交通省の雨量観測所がない。早急に垂水区福田の観測情報を速やかに国土交通省に伝達し共有できるようにするとともに、区内に観測所を設置するよう、国土交通省に求めること。

【西区】
〇玉津町今津地域は、水があふれる場所は特定されている。床下浸水を防ぐため、警報が出る前に(注意報の段階で)土嚢を配布すること。
〇玉津町西河原地域は、指定避難場所が高津橋小学校になっているが、高齢者には徒歩で10分以上かかる。地域自治会は、明石川堤防に近いが「ベルコ」に依頼して夜間、畳の部屋を借りることにしている。通夜など重なると使用しにくいが、避難場所として指定を検討すること(今回災害での自主避難者9名。自治会報告)。
〇押部谷町地域では、神戸・三宮方面へのアクセスが困難となった。北山台、富士見ヶ丘、月ケ丘などの高齢者は豪雨の中で、三木市緑ヶ丘へ徒歩でしか買い物できない。孤立する団地住民の非常時の交通手段の確保をおこなうこと。アクセスが困難になった事例(①土砂崩れで神戸電鉄粟生線が運休。②高速・有料道路が全線不通になり、神姫バスの三宮直通が運休。③県道明石・木見線が福谷から木見の区間が不通になり、栄から桜が丘を通過して農業公園へ抜ける道が大渋滞。見津が丘の工業団地に行くルートになったためとみられる。④バスも渋滞で地下鉄西神中央駅へのアクセス遅延)。
〇西神中央の小学校(春日台・竹の台)では、石組みの擁壁に亀裂(隙間)がそれぞれ見つかっている。点検が行われていたかも調べ、早急に対応すること。
〇学園東町4丁目外周道路の法面で土砂が歩道を埋めた個所がところは、3年前に建設局に指摘していた場所である。土留め対策を至急おこなうこと。
○西区の避難所指定の小中学校で、正門で先生が待機していたところもあった一方で、避難所はこちらという張り紙があったが鍵がかかっていたところもある。適切な案内をおこなうこと。




すぐに、この間、現場や避難所で知り合った避難者の方々へ、報告しました。
ラインで返信を頂きました。
「味口様 先程、土砂撤去の件でご連絡いただきました〇〇です。
この度は迅速に行政の方へ働き掛けていただき、本当にありがとうございます。
感謝でいっぱいです。」
また別の方からも「ありがとうございます。」とメッセージをいただきました。
同時に、引き続き篠原台のみなさんからは、「下水管がつまり、トイレが使用できない」などの要望が寄せられています。
すぐに、建設局に、この問題も要望。
「篠原台8~14の地域が下水管が、石などが固まっており、まだ復旧の目途はたっていないが、全力をあげます」という回答を得ました。
まだまだ問題は山積しているので、みなさんとご一緒に解決へ力を尽くします。
 夜は、避難所を訪問。
 ここでも、「土砂を撤去していただけるだけでうれしいです」「共産党は素早いなあ。ありがたいです」と喜びの声を頂きました。
 また、「今日からお弁当が出ました。嬉しいです」の声も。
 しかし、体育館は夜になっても暑いです。
 様々な要望もお聞きしましたので、すぐに対応したいと思います。

    ☆ ☆
以下は、神戸市への要望文書です。

神戸市長 久元喜造様
2018年7月9日
7月豪雨災害に対する緊急要望

                                                    日本共産党神戸市会議員団
                                                     団長 森本 真

 7月5日~8日にかけての警報級の大雨によって、神戸市内では、半壊、一部損壊、床上床下浸水など建物被害や、100か所をこえる土砂崩れなど、甚大な被害をもたらしています。
 神戸市は災害警戒本部を設置し、全市防災指令第2号にもとづき対応にあたられましたが、避難をされた被災者をはじめ地域住民からさまざまな要望が寄せられています。
 つきましては、重点要望と各区の要望を緊急にまとめましたので、早急に対処をお願いし、被災されたみなさんの一日も早い生活の再建と営業の不安解消をおこない、安全・安心のまちづくりを推進されることを申し入れます。

【重点要望】
1.土砂崩れなど被災された家屋、私道を含む道路の復旧を早急におこなうこと

2.私道、私有地であっても防災上必要な措置に対して自治体独自の支援制度の創設をすること。

3.家屋被害や人的被害がさらに広がらないよう、万全の対策をとること

4.避難所設置にあたっては、長引く避難生活に対して、避難者の要望に最大限こたえるとともに、被災者の健康にも留意した万全の避難環境となるよう改善すること
・備蓄の水、乾パン、アルファ米などの提供をはじめ、高齢者、障害者、子どもへの特別な食事の提供をおこなうこと
・空調整備、畳床の提供、着替え、入浴など健康や衛生環境に配慮した対応をすること
・駐車場の利用や費用負担など避難者を支援する対策を講じること

5.豪雨の影響で、商品の損傷・水没、今後の不作による原材料高騰の懸念など、経営についての不安の声が出ている。相談窓口を設置し、かつ実態を調査して、公的な支援をおこなうこと

6.災害救助法、激甚災害指定、被災者生活再建支援法など、被災者に対して有効と考えられるあらゆる手段は、迅速に適応するよう、国や兵庫県に申し入れること。今回の災害で得た経験をもとに、上記の法律の改定や運用面の改善を申し入れること

7.今回の災害による教訓や課題を速やかにまとめ、防災工事、避難所開設と運営のマニュアルの整備、避難交通渋滞対策、孤立する団地対策、観測所の整備などあらゆる災害予防措置を講じること

以上
【東灘区】
〇鴨子ヶ原の土砂崩れは、公道の土砂を撤去するだけでなく公道に面している法面も責任もち手立てをとること。
〇田辺地区の土砂崩れは、持ち主と市が話し合い責任持って手立てをとること。
〇避難所に車で避難ができるようにすること。
〇避難所での、非常食は当日から提供すること。区役所や避難所でのマニュアルを共有し、安定した食事提供に速やかに対応すること。
〇防災無線が聞こえにくいとの要望が寄せられている。無線の精度をもっとあげること。
〇鴨子ヶ原の土砂崩れでは、関西電力が復旧工事をしたいとの建設事務所に電話しても繋がらないとの報告を聞いている。ライフラインなど早急な復旧で必要な業者対応は遅滞なく行えるような体制をつくること。

【灘区】
〇篠原台土砂災害で、人力ではとても撤去でない土砂が私道をふさいでいる。土砂撤去を一刻も早くおこなうこと。
〇土砂災害などの帰宅困難者に対し、避難所などで着替えを支給するなど対応すること。
〇アルファ米・クラッカー・飲料水の支給ではなく、避難者の体調を配慮した栄養バランスのある食事の提供をおこなうこと。
〇避難所の堅い床で体が痛くて寝られないなどの要望がある。毛布にとどまらずマットレスや畳などの貸与をおこなうこと。
<王子スポーツセンターについて>
〇避難所となっている体育館では、①熱い、②雨漏りなどの問題が起こっている。熱中症対策に備え空調の設定や、衛生面も考慮した修繕などを早急におこなうこと。
〇避難者の駐車料金は無料にすべき。大雨のなかで、乳幼児連れの避難者もあり、「徒歩が基本」との対応は現実に合っていない。早急に対応すべき。
〇駐車場について、昨日(8日)は王子動物園の利用者によって駐車場を確保できない事態となった。避難者を優先する措置など調整すべき。
〇柔道場(畳の部屋)が当初は使用が認められたが、「利用者がいる」という理由で体育館へ移動させられた。移動させられた避難者からは「子どもの荷物の移動が大変で、畳の方がゆっくりできた」との声もある。避難者への対応を最優先すること。

【中央区】
○中尾町の土砂崩れの安全確保と対策を、早急に神戸市が責任もって対応すること。
○雲中小学校など駐車場が少ない避難所でも、指定避難所として車で避難できるよう近隣駐車場の確保など対策をとること。
〇避難所が遠いとの意見が多数寄せられている。高齢化なども考慮して、住民が歩いて行ける場所に避難所を設置すること。
〇バスの運行状況が、住民にほとんど入ってきていない。周知の仕方を改善すること。
〇中央区内は幹線道路が集中しており、電車の運休で生活道路まで渋滞し、緊急車両も通行できなくなっている。抜本的な交通対策を検討すること。

【兵庫区】
〇夢野白川線で、トンネルの出入り口に土砂が流入し、交通が遮断される事態となった。そのため孤立した地域も出ている。土砂崩れの日常的な予防策を強化すること。
〇鵯越筋の福寿院への道が土砂により遮断されている。一本道であり孤立状態になっており、早急に改善をすること。またこの付近は土砂崩れが多く起こるため、日常的に予防対策をすること。
〇鵯越筋東の砂防堰堤の計画を早急に進めること。(熊野雨水幹線上流)
〇夢野中学校跡地の擁壁の安全性を確保すること。
〇平野町天皇谷東福山の側溝が土砂で埋まっている。私有地内の側溝であっても改善策を行政でも対応すること。
〇平野町天皇谷東福山53付近の民家に廃材が落ちてきている。早急に撤去をすること。
〇避難所で、アルファ米、水、クラッカーなどが配られているが、高齢者は嚥下しにくい。栄養バランスとれた温かい高齢者向けの食事への配慮をおこなうこと。

【長田区】
〇明泉寺町3丁目の土砂災害で、道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇上池田3丁目の土砂災害で、私道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。また、法面下の家屋に更なる被害が及ばないように対策をおこなうこと。
〇西山町2丁目の土砂災害で、法面下の家屋に被害が及ばないように、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇宮丘町1丁目の土砂災害で、駐車場と民家の土地陥没している。早期に調査を行い、安全性確保をおこなうこと。
〇檜川町3丁目の道路の裏面の崩落で、土砂が一本道の私道をふさぎ、道の北側住民が車などで移動できなくなっている。土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇雲雀ヶ丘1丁目の土砂災害は、雲雀ヶ丘中学校の正門前であり、土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇小学校など区内の避難所で、自主避難者と避難指示(緊急)避難者によって、備蓄の提供など対応が異なっている。避難者は同様に対応すべき。
〇総合療育センターをはじめ避難所では、体育館ではなく、空調設備の整った和室等に優先避難させること。
〇避難所で、テレビ、ラジオなど災害情報が避難者に伝わるよう配備すること。また、文書での災害情報を随時配布・掲示を行うこと。
〇県立長田高校では、区の職員は配置されていたが、学校教職員がおらず、対応に苦慮していた。指定されている避難所へは教職員が配置されるよう兵庫県に要望すること。

【北区】
〇避難所の備蓄物資を担当者が把握していない事例があった。避難者にすみやかに支給されるよう運営者に周知徹底すること。
〇食事調達など、避難所に避難されている方たちの必要な要望に臨機応援に対応できるようにすること。
〇北区では民地のがけ崩れが繰り返えされている。民地のがけ崩れの復旧について公的支援策をすみやかに検討すること。
〇有野川にかかっている廣瀬橋は子どもの通学路にもなっている。橋の復旧を早急におこなうこと。
〇溢れたため池の復旧に公的支援策を検討すること。
〇避難所となっている県立鈴蘭台高校施設下の法面崩れは、早急な応急対策と復旧を兵庫県に求めること。
〇山の街宅地造成中の土地では、工事施工業者が場内の濁水を周辺側溝に流し、大雨が伴い側溝があふれた。防災課は「側溝があふれたため30分にわたり国道を埋めたが、(濁水は)自然にひいた」と言っているが、原因調査と防災対策の指導を強化すべき。

【須磨区】
◯須磨区車大歳神社の倒壊した樹木の撤去、および神殿横の崩壊した斜面の復旧。予定されていた斜面工事を着手し、安全性を高めること。神社周辺一帯の樹木の剪定など、周辺住宅の安全性向上へ配慮するよう関係者へ要請すること。
◯車字滝ヶ原6番地奥の斜面崩壊の復旧を急ぐこと。当該土地に接する斜面上部の安全性の確認を速やかにおこなうこと。上部には住宅団地(若草町)があるため、強度不足の場合は直ちに強化すること。
◯菅の台7丁目の崩壊した斜面で道路に流出した土砂の撤去と片側交互通行の解消にための復旧を急ぐこと。
◯須磨区長者平(ちょうじゃひら)住宅横(新幹線法面付近)に設置されているソーラーパネルの撤去もしくは安定した土台への改良を、関係者へ要請すること。
◯斜面への構造物の設置は安易に認めないこと。設置する場合には地盤改良や安定した土台の設置など基準を厳しく設けること。今回崩壊した場所は新幹線の真横であり、大変危険である。
◯土砂災害警戒区域における住民参加による防災訓練の実施と啓発の強化をおこなうこと。

【垂水区】
〇舞多聞小学校の西側法面の崩落について、応急処置にとどめず、原因調査とともに恒久対策をおこなうこと。
〇星陵台など垂水区内の商店から、歴史的豪雨の影響で、商品が損傷・水没したり、今後の不作による原材料の高騰など懸念など、経営についての不安の声が出ている。実態を調査し、相談と支援をおこなうこと。
〇塩屋町7丁目では、発生した土砂崩れで、主要幹線が通行止めとなっている。安全対策と同時に一刻も早く通行できるようにすること。
〇塩屋南谷では、ひょうたん池が危険水域を超え避難指示がでた。六甲登山道も亀裂が大きくなり、地盤がずれている。住民からは、登山道改修とともに、山から大量の雨水が南谷の住宅地域に流れ込まないように、登山道の片側のコンクリートを高くして雨水をせき止め側溝に流れ込むようにして欲しいとの要望もある。早急に対応すること。
〇塩屋2丁目では、塩屋第3踏切から上がる階段(200段程度)では、一番上から階段下をえぐるようにがけ崩れが発生し、土砂で山陽電車は運行停止となった。山は民間の所有であるが、公的な支援も検討し、鉄軌道に被害が及ばないような対策をすること。
〇潮見が丘1丁目で発生したがけ崩れで、猿倉公園の階段が崩れ、下の土砂や木を巻きこんで、民家に押し寄せている。猿倉公園は神戸市の管理公園だが、下からは民間の土地となっている。公園の上では土砂災害を防ぐために工事中でもあるが、民地のところも含めて市として補強工事をすること。
〇美山台3丁目で発生したがけ崩れで、発生した上は道路となっており、急いで補強をすること。
〇塩屋中学校のグランドから流れ出す雨水が、滝のように塩屋大谷に流れ込み、住民の方々が不安の声が出ている。側溝の整備も含めて対策をおこなうこと。
〇神戸市には9つの行政区のうち、垂水区だけが国土交通省の雨量観測所がない。早急に垂水区福田の観測情報を速やかに国土交通省に伝達し共有できるようにするとともに、区内に観測所を設置するよう、国土交通省に求めること。

【西区】
〇玉津町今津地域は、水があふれる場所は特定されている。床下浸水を防ぐため、警報が出る前に(注意報の段階で)土嚢を配布すること。
〇玉津町西河原地域は、指定避難場所が高津橋小学校になっているが、高齢者には徒歩で10分以上かかる。地域自治会は、明石川堤防に近いが「ベルコ」に依頼して夜間、畳の部屋を借りることにしている。通夜など重なると使用しにくいが、避難場所として指定を検討すること(今回災害での自主避難者9名。自治会報告)。
〇押部谷町地域では、神戸・三宮方面へのアクセスが困難となった。北山台、富士見ヶ丘、月ケ丘などの高齢者は豪雨の中で、三木市緑ヶ丘へ徒歩でしか買い物できない。孤立する団地住民の非常時の交通手段の確保をおこなうこと。アクセスが困難になった事例(①土砂崩れで神戸電鉄粟生線が運休。②高速・有料道路が全線不通になり、神姫バスの三宮直通が運休。③県道明石・木見線が福谷から木見の区間が不通になり、栄から桜が丘を通過して農業公園へ抜ける道が大渋滞。見津が丘の工業団地に行くルートになったためとみられる。④バスも渋滞で地下鉄西神中央駅へのアクセス遅延)。
〇西神中央の小学校(春日台・竹の台)では、石組みの擁壁に亀裂(隙間)がそれぞれ見つかっている。点検が行われていたかも調べ、早急に対応すること。
〇学園東町4丁目外周道路の法面で土砂が歩道を埋めた個所がところは、3年前に建設局に指摘していた場所である。土留め対策を至急おこなうこと。
○西区の避難所指定の小中学校で、正門で先生が待機していたところもあった一方で、避難所はこちらという張り紙があったが鍵がかかっていたところもある。適切な案内をおこなうこと。