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2018年7月10日火曜日

神戸市が、篠原台土砂撤去を約束


日本共産党神戸市会議員団は、9日神戸市に「被災者のみなさんの一日も早い生活再建のために、とりまとめた要望項目を早急に検討、実施していただきたい」と要望しました。

灘区篠原台の土砂災害について、
私は「神戸市はこれまで篠原台は『私有地』なので土砂撤去はむずかしいとのと返答だった。7日に灘区役所に再度要請し、8日にも区長に直接要請した。区長は副市長に現場を見てもらい判断仰ぐとのことだった。日常生活に関わる問題であり、早急に対応をしてほしい」と求めました。
 対応した神戸市の山村昭市長室長は「8日午前中に副市長が、篠原台の現地に出向いて行って、神戸市として土砂撤去をすると判断をして、準備と改善を約束しました。

みなさんの要望が神戸市を動かし、「私道」ではありますが、「土砂撤去」を約束したことは篠原台の復旧へ、一歩前進です。

すぐに、この間、現場や避難所で知り合った避難者の方々へ、報告しました。
ラインで返信を頂きました。
「味口様 先程、土砂撤去の件でご連絡いただきました〇〇です。
この度は迅速に行政の方へ働き掛けていただき、本当にありがとうございます。
感謝でいっぱいです。」
また別の方からも「ありがとうございます。」とメッセージをいただきました。
同時に、引き続き篠原台のみなさんからは、「下水管がつまり、トイレが使用できない」などの要望が寄せられています。
すぐに、建設局に、この問題も要望。
「篠原台8~14の地域が下水管が、石などが固まっており、まだ復旧の目途はたっていないが、全力をあげます」という回答を得ました。
まだまだ問題は山積しているので、みなさんとご一緒に解決へ力を尽くします。
 夜は、避難所を訪問。
 ここでも、「土砂を撤去していただけるだけでうれしいです」「共産党は素早いなあ。ありがたいです」と喜びの声を頂きました。

 また、「今日からお弁当が出ました。嬉しいです」の声も。
 しかし、体育館は夜になっても暑いです。
 様々な要望もお聞きしましたので、すぐに対応したいと思います。

    ☆ ☆
以下は、神戸市への要望文書です。

神戸市長 久元喜造様
2018年7月9日
7月豪雨災害に対する緊急要望

                                                    日本共産党神戸市会議員団
                                                     団長 森本 真

 7月5日~8日にかけての警報級の大雨によって、神戸市内では、半壊、一部損壊、床上床下浸水など建物被害や、100か所をこえる土砂崩れなど、甚大な被害をもたらしています。
 神戸市は災害警戒本部を設置し、全市防災指令第2号にもとづき対応にあたられましたが、避難をされた被災者をはじめ地域住民からさまざまな要望が寄せられています。
 つきましては、重点要望と各区の要望を緊急にまとめましたので、早急に対処をお願いし、被災されたみなさんの一日も早い生活の再建と営業の不安解消をおこない、安全・安心のまちづくりを推進されることを申し入れます。

【重点要望】
1.土砂崩れなど被災された家屋、私道を含む道路の復旧を早急におこなうこと

2.私道、私有地であっても防災上必要な措置に対して自治体独自の支援制度の創設をすること。

3.家屋被害や人的被害がさらに広がらないよう、万全の対策をとること

4.避難所設置にあたっては、長引く避難生活に対して、避難者の要望に最大限こたえるとともに、被災者の健康にも留意した万全の避難環境となるよう改善すること
・備蓄の水、乾パン、アルファ米などの提供をはじめ、高齢者、障害者、子どもへの特別な食事の提供をおこなうこと
・空調整備、畳床の提供、着替え、入浴など健康や衛生環境に配慮した対応をすること
・駐車場の利用や費用負担など避難者を支援する対策を講じること

5.豪雨の影響で、商品の損傷・水没、今後の不作による原材料高騰の懸念など、経営についての不安の声が出ている。相談窓口を設置し、かつ実態を調査して、公的な支援をおこなうこと

6.災害救助法、激甚災害指定、被災者生活再建支援法など、被災者に対して有効と考えられるあらゆる手段は、迅速に適応するよう、国や兵庫県に申し入れること。今回の災害で得た経験をもとに、上記の法律の改定や運用面の改善を申し入れること

7.今回の災害による教訓や課題を速やかにまとめ、防災工事、避難所開設と運営のマニュアルの整備、避難交通渋滞対策、孤立する団地対策、観測所の整備などあらゆる災害予防措置を講じること

以上
【東灘区】
〇鴨子ヶ原の土砂崩れは、公道の土砂を撤去するだけでなく公道に面している法面も責任もち手立てをとること。
〇田辺地区の土砂崩れは、持ち主と市が話し合い責任持って手立てをとること。
〇避難所に車で避難ができるようにすること。
〇避難所での、非常食は当日から提供すること。区役所や避難所でのマニュアルを共有し、安定した食事提供に速やかに対応すること。
〇防災無線が聞こえにくいとの要望が寄せられている。無線の精度をもっとあげること。
〇鴨子ヶ原の土砂崩れでは、関西電力が復旧工事をしたいとの建設事務所に電話しても繋がらないとの報告を聞いている。ライフラインなど早急な復旧で必要な業者対応は遅滞なく行えるような体制をつくること。

【灘区】
〇篠原台土砂災害で、人力ではとても撤去でない土砂が私道をふさいでいる。土砂撤去を一刻も早くおこなうこと。
〇土砂災害などの帰宅困難者に対し、避難所などで着替えを支給するなど対応すること。
〇アルファ米・クラッカー・飲料水の支給ではなく、避難者の体調を配慮した栄養バランスのある食事の提供をおこなうこと。
〇避難所の堅い床で体が痛くて寝られないなどの要望がある。毛布にとどまらずマットレスや畳などの貸与をおこなうこと。
<王子スポーツセンターについて>
〇避難所となっている体育館では、①熱い、②雨漏りなどの問題が起こっている。熱中症対策に備え空調の設定や、衛生面も考慮した修繕などを早急におこなうこと。
〇避難者の駐車料金は無料にすべき。大雨のなかで、乳幼児連れの避難者もあり、「徒歩が基本」との対応は現実に合っていない。早急に対応すべき。
〇駐車場について、昨日(8日)は王子動物園の利用者によって駐車場を確保できない事態となった。避難者を優先する措置など調整すべき。
〇柔道場(畳の部屋)が当初は使用が認められたが、「利用者がいる」という理由で体育館へ移動させられた。移動させられた避難者からは「子どもの荷物の移動が大変で、畳の方がゆっくりできた」との声もある。避難者への対応を最優先すること。

【中央区】
○中尾町の土砂崩れの安全確保と対策を、早急に神戸市が責任もって対応すること。
○雲中小学校など駐車場が少ない避難所でも、指定避難所として車で避難できるよう近隣駐車場の確保など対策をとること。
〇避難所が遠いとの意見が多数寄せられている。高齢化なども考慮して、住民が歩いて行ける場所に避難所を設置すること。
〇バスの運行状況が、住民にほとんど入ってきていない。周知の仕方を改善すること。
〇中央区内は幹線道路が集中しており、電車の運休で生活道路まで渋滞し、緊急車両も通行できなくなっている。抜本的な交通対策を検討すること。

【兵庫区】
〇夢野白川線で、トンネルの出入り口に土砂が流入し、交通が遮断される事態となった。そのため孤立した地域も出ている。土砂崩れの日常的な予防策を強化すること。
〇鵯越筋の福寿院への道が土砂により遮断されている。一本道であり孤立状態になっており、早急に改善をすること。またこの付近は土砂崩れが多く起こるため、日常的に予防対策をすること。
〇鵯越筋東の砂防堰堤の計画を早急に進めること。(熊野雨水幹線上流)
〇夢野中学校跡地の擁壁の安全性を確保すること。
〇平野町天皇谷東福山の側溝が土砂で埋まっている。私有地内の側溝であっても改善策を行政でも対応すること。
〇平野町天皇谷東福山53付近の民家に廃材が落ちてきている。早急に撤去をすること。
〇避難所で、アルファ米、水、クラッカーなどが配られているが、高齢者は嚥下しにくい。栄養バランスとれた温かい高齢者向けの食事への配慮をおこなうこと。

【長田区】
〇明泉寺町3丁目の土砂災害で、道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇上池田3丁目の土砂災害で、私道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。また、法面下の家屋に更なる被害が及ばないように対策をおこなうこと。
〇西山町2丁目の土砂災害で、法面下の家屋に被害が及ばないように、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇宮丘町1丁目の土砂災害で、駐車場と民家の土地陥没している。早期に調査を行い、安全性確保をおこなうこと。
〇檜川町3丁目の道路の裏面の崩落で、土砂が一本道の私道をふさぎ、道の北側住民が車などで移動できなくなっている。土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇雲雀ヶ丘1丁目の土砂災害は、雲雀ヶ丘中学校の正門前であり、土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇小学校など区内の避難所で、自主避難者と避難指示(緊急)避難者によって、備蓄の提供など対応が異なっている。避難者は同様に対応すべき。
〇総合療育センターをはじめ避難所では、体育館ではなく、空調設備の整った和室等に優先避難させること。
〇避難所で、テレビ、ラジオなど災害情報が避難者に伝わるよう配備すること。また、文書での災害情報を随時配布・掲示を行うこと。
〇県立長田高校では、区の職員は配置されていたが、学校教職員がおらず、対応に苦慮していた。指定されている避難所へは教職員が配置されるよう兵庫県に要望すること。

【北区】
〇避難所の備蓄物資を担当者が把握していない事例があった。避難者にすみやかに支給されるよう運営者に周知徹底すること。
〇食事調達など、避難所に避難されている方たちの必要な要望に臨機応援に対応できるようにすること。
〇北区では民地のがけ崩れが繰り返えされている。民地のがけ崩れの復旧について公的支援策をすみやかに検討すること。
〇有野川にかかっている廣瀬橋は子どもの通学路にもなっている。橋の復旧を早急におこなうこと。
〇溢れたため池の復旧に公的支援策を検討すること。
〇避難所となっている県立鈴蘭台高校施設下の法面崩れは、早急な応急対策と復旧を兵庫県に求めること。
〇山の街宅地造成中の土地では、工事施工業者が場内の濁水を周辺側溝に流し、大雨が伴い側溝があふれた。防災課は「側溝があふれたため30分にわたり国道を埋めたが、(濁水は)自然にひいた」と言っているが、原因調査と防災対策の指導を強化すべき。

【須磨区】
◯須磨区車大歳神社の倒壊した樹木の撤去、および神殿横の崩壊した斜面の復旧。予定されていた斜面工事を着手し、安全性を高めること。神社周辺一帯の樹木の剪定など、周辺住宅の安全性向上へ配慮するよう関係者へ要請すること。
◯車字滝ヶ原6番地奥の斜面崩壊の復旧を急ぐこと。当該土地に接する斜面上部の安全性の確認を速やかにおこなうこと。上部には住宅団地(若草町)があるため、強度不足の場合は直ちに強化すること。
◯菅の台7丁目の崩壊した斜面で道路に流出した土砂の撤去と片側交互通行の解消にための復旧を急ぐこと。
◯須磨区長者平(ちょうじゃひら)住宅横(新幹線法面付近)に設置されているソーラーパネルの撤去もしくは安定した土台への改良を、関係者へ要請すること。
◯斜面への構造物の設置は安易に認めないこと。設置する場合には地盤改良や安定した土台の設置など基準を厳しく設けること。今回崩壊した場所は新幹線の真横であり、大変危険である。
◯土砂災害警戒区域における住民参加による防災訓練の実施と啓発の強化をおこなうこと。

【垂水区】
〇舞多聞小学校の西側法面の崩落について、応急処置にとどめず、原因調査とともに恒久対策をおこなうこと。
〇星陵台など垂水区内の商店から、歴史的豪雨の影響で、商品が損傷・水没したり、今後の不作による原材料の高騰など懸念など、経営についての不安の声が出ている。実態を調査し、相談と支援をおこなうこと。
〇塩屋町7丁目では、発生した土砂崩れで、主要幹線が通行止めとなっている。安全対策と同時に一刻も早く通行できるようにすること。
〇塩屋南谷では、ひょうたん池が危険水域を超え避難指示がでた。六甲登山道も亀裂が大きくなり、地盤がずれている。住民からは、登山道改修とともに、山から大量の雨水が南谷の住宅地域に流れ込まないように、登山道の片側のコンクリートを高くして雨水をせき止め側溝に流れ込むようにして欲しいとの要望もある。早急に対応すること。
〇塩屋2丁目では、塩屋第3踏切から上がる階段(200段程度)では、一番上から階段下をえぐるようにがけ崩れが発生し、土砂で山陽電車は運行停止となった。山は民間の所有であるが、公的な支援も検討し、鉄軌道に被害が及ばないような対策をすること。
〇潮見が丘1丁目で発生したがけ崩れで、猿倉公園の階段が崩れ、下の土砂や木を巻きこんで、民家に押し寄せている。猿倉公園は神戸市の管理公園だが、下からは民間の土地となっている。公園の上では土砂災害を防ぐために工事中でもあるが、民地のところも含めて市として補強工事をすること。
〇美山台3丁目で発生したがけ崩れで、発生した上は道路となっており、急いで補強をすること。
〇塩屋中学校のグランドから流れ出す雨水が、滝のように塩屋大谷に流れ込み、住民の方々が不安の声が出ている。側溝の整備も含めて対策をおこなうこと。
〇神戸市には9つの行政区のうち、垂水区だけが国土交通省の雨量観測所がない。早急に垂水区福田の観測情報を速やかに国土交通省に伝達し共有できるようにするとともに、区内に観測所を設置するよう、国土交通省に求めること。

【西区】
〇玉津町今津地域は、水があふれる場所は特定されている。床下浸水を防ぐため、警報が出る前に(注意報の段階で)土嚢を配布すること。
〇玉津町西河原地域は、指定避難場所が高津橋小学校になっているが、高齢者には徒歩で10分以上かかる。地域自治会は、明石川堤防に近いが「ベルコ」に依頼して夜間、畳の部屋を借りることにしている。通夜など重なると使用しにくいが、避難場所として指定を検討すること(今回災害での自主避難者9名。自治会報告)。
〇押部谷町地域では、神戸・三宮方面へのアクセスが困難となった。北山台、富士見ヶ丘、月ケ丘などの高齢者は豪雨の中で、三木市緑ヶ丘へ徒歩でしか買い物できない。孤立する団地住民の非常時の交通手段の確保をおこなうこと。アクセスが困難になった事例(①土砂崩れで神戸電鉄粟生線が運休。②高速・有料道路が全線不通になり、神姫バスの三宮直通が運休。③県道明石・木見線が福谷から木見の区間が不通になり、栄から桜が丘を通過して農業公園へ抜ける道が大渋滞。見津が丘の工業団地に行くルートになったためとみられる。④バスも渋滞で地下鉄西神中央駅へのアクセス遅延)。
〇西神中央の小学校(春日台・竹の台)では、石組みの擁壁に亀裂(隙間)がそれぞれ見つかっている。点検が行われていたかも調べ、早急に対応すること。
〇学園東町4丁目外周道路の法面で土砂が歩道を埋めた個所がところは、3年前に建設局に指摘していた場所である。土留め対策を至急おこなうこと。
○西区の避難所指定の小中学校で、正門で先生が待機していたところもあった一方で、避難所はこちらという張り紙があったが鍵がかかっていたところもある。適切な案内をおこなうこと。




すぐに、この間、現場や避難所で知り合った避難者の方々へ、報告しました。
ラインで返信を頂きました。
「味口様 先程、土砂撤去の件でご連絡いただきました〇〇です。
この度は迅速に行政の方へ働き掛けていただき、本当にありがとうございます。
感謝でいっぱいです。」
また別の方からも「ありがとうございます。」とメッセージをいただきました。
同時に、引き続き篠原台のみなさんからは、「下水管がつまり、トイレが使用できない」などの要望が寄せられています。
すぐに、建設局に、この問題も要望。
「篠原台8~14の地域が下水管が、石などが固まっており、まだ復旧の目途はたっていないが、全力をあげます」という回答を得ました。
まだまだ問題は山積しているので、みなさんとご一緒に解決へ力を尽くします。
 夜は、避難所を訪問。
 ここでも、「土砂を撤去していただけるだけでうれしいです」「共産党は素早いなあ。ありがたいです」と喜びの声を頂きました。
 また、「今日からお弁当が出ました。嬉しいです」の声も。
 しかし、体育館は夜になっても暑いです。
 様々な要望もお聞きしましたので、すぐに対応したいと思います。

    ☆ ☆
以下は、神戸市への要望文書です。

神戸市長 久元喜造様
2018年7月9日
7月豪雨災害に対する緊急要望

                                                    日本共産党神戸市会議員団
                                                     団長 森本 真

 7月5日~8日にかけての警報級の大雨によって、神戸市内では、半壊、一部損壊、床上床下浸水など建物被害や、100か所をこえる土砂崩れなど、甚大な被害をもたらしています。
 神戸市は災害警戒本部を設置し、全市防災指令第2号にもとづき対応にあたられましたが、避難をされた被災者をはじめ地域住民からさまざまな要望が寄せられています。
 つきましては、重点要望と各区の要望を緊急にまとめましたので、早急に対処をお願いし、被災されたみなさんの一日も早い生活の再建と営業の不安解消をおこない、安全・安心のまちづくりを推進されることを申し入れます。

【重点要望】
1.土砂崩れなど被災された家屋、私道を含む道路の復旧を早急におこなうこと

2.私道、私有地であっても防災上必要な措置に対して自治体独自の支援制度の創設をすること。

3.家屋被害や人的被害がさらに広がらないよう、万全の対策をとること

4.避難所設置にあたっては、長引く避難生活に対して、避難者の要望に最大限こたえるとともに、被災者の健康にも留意した万全の避難環境となるよう改善すること
・備蓄の水、乾パン、アルファ米などの提供をはじめ、高齢者、障害者、子どもへの特別な食事の提供をおこなうこと
・空調整備、畳床の提供、着替え、入浴など健康や衛生環境に配慮した対応をすること
・駐車場の利用や費用負担など避難者を支援する対策を講じること

5.豪雨の影響で、商品の損傷・水没、今後の不作による原材料高騰の懸念など、経営についての不安の声が出ている。相談窓口を設置し、かつ実態を調査して、公的な支援をおこなうこと

6.災害救助法、激甚災害指定、被災者生活再建支援法など、被災者に対して有効と考えられるあらゆる手段は、迅速に適応するよう、国や兵庫県に申し入れること。今回の災害で得た経験をもとに、上記の法律の改定や運用面の改善を申し入れること

7.今回の災害による教訓や課題を速やかにまとめ、防災工事、避難所開設と運営のマニュアルの整備、避難交通渋滞対策、孤立する団地対策、観測所の整備などあらゆる災害予防措置を講じること

以上
【東灘区】
〇鴨子ヶ原の土砂崩れは、公道の土砂を撤去するだけでなく公道に面している法面も責任もち手立てをとること。
〇田辺地区の土砂崩れは、持ち主と市が話し合い責任持って手立てをとること。
〇避難所に車で避難ができるようにすること。
〇避難所での、非常食は当日から提供すること。区役所や避難所でのマニュアルを共有し、安定した食事提供に速やかに対応すること。
〇防災無線が聞こえにくいとの要望が寄せられている。無線の精度をもっとあげること。
〇鴨子ヶ原の土砂崩れでは、関西電力が復旧工事をしたいとの建設事務所に電話しても繋がらないとの報告を聞いている。ライフラインなど早急な復旧で必要な業者対応は遅滞なく行えるような体制をつくること。

【灘区】
〇篠原台土砂災害で、人力ではとても撤去でない土砂が私道をふさいでいる。土砂撤去を一刻も早くおこなうこと。
〇土砂災害などの帰宅困難者に対し、避難所などで着替えを支給するなど対応すること。
〇アルファ米・クラッカー・飲料水の支給ではなく、避難者の体調を配慮した栄養バランスのある食事の提供をおこなうこと。
〇避難所の堅い床で体が痛くて寝られないなどの要望がある。毛布にとどまらずマットレスや畳などの貸与をおこなうこと。
<王子スポーツセンターについて>
〇避難所となっている体育館では、①熱い、②雨漏りなどの問題が起こっている。熱中症対策に備え空調の設定や、衛生面も考慮した修繕などを早急におこなうこと。
〇避難者の駐車料金は無料にすべき。大雨のなかで、乳幼児連れの避難者もあり、「徒歩が基本」との対応は現実に合っていない。早急に対応すべき。
〇駐車場について、昨日(8日)は王子動物園の利用者によって駐車場を確保できない事態となった。避難者を優先する措置など調整すべき。
〇柔道場(畳の部屋)が当初は使用が認められたが、「利用者がいる」という理由で体育館へ移動させられた。移動させられた避難者からは「子どもの荷物の移動が大変で、畳の方がゆっくりできた」との声もある。避難者への対応を最優先すること。

【中央区】
○中尾町の土砂崩れの安全確保と対策を、早急に神戸市が責任もって対応すること。
○雲中小学校など駐車場が少ない避難所でも、指定避難所として車で避難できるよう近隣駐車場の確保など対策をとること。
〇避難所が遠いとの意見が多数寄せられている。高齢化なども考慮して、住民が歩いて行ける場所に避難所を設置すること。
〇バスの運行状況が、住民にほとんど入ってきていない。周知の仕方を改善すること。
〇中央区内は幹線道路が集中しており、電車の運休で生活道路まで渋滞し、緊急車両も通行できなくなっている。抜本的な交通対策を検討すること。

【兵庫区】
〇夢野白川線で、トンネルの出入り口に土砂が流入し、交通が遮断される事態となった。そのため孤立した地域も出ている。土砂崩れの日常的な予防策を強化すること。
〇鵯越筋の福寿院への道が土砂により遮断されている。一本道であり孤立状態になっており、早急に改善をすること。またこの付近は土砂崩れが多く起こるため、日常的に予防対策をすること。
〇鵯越筋東の砂防堰堤の計画を早急に進めること。(熊野雨水幹線上流)
〇夢野中学校跡地の擁壁の安全性を確保すること。
〇平野町天皇谷東福山の側溝が土砂で埋まっている。私有地内の側溝であっても改善策を行政でも対応すること。
〇平野町天皇谷東福山53付近の民家に廃材が落ちてきている。早急に撤去をすること。
〇避難所で、アルファ米、水、クラッカーなどが配られているが、高齢者は嚥下しにくい。栄養バランスとれた温かい高齢者向けの食事への配慮をおこなうこと。

【長田区】
〇明泉寺町3丁目の土砂災害で、道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇上池田3丁目の土砂災害で、私道をふさいでいる土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。また、法面下の家屋に更なる被害が及ばないように対策をおこなうこと。
〇西山町2丁目の土砂災害で、法面下の家屋に被害が及ばないように、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇宮丘町1丁目の土砂災害で、駐車場と民家の土地陥没している。早期に調査を行い、安全性確保をおこなうこと。
〇檜川町3丁目の道路の裏面の崩落で、土砂が一本道の私道をふさぎ、道の北側住民が車などで移動できなくなっている。土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇雲雀ヶ丘1丁目の土砂災害は、雲雀ヶ丘中学校の正門前であり、土砂の早期撤去、法面などの安全性確保をおこなうこと。
〇小学校など区内の避難所で、自主避難者と避難指示(緊急)避難者によって、備蓄の提供など対応が異なっている。避難者は同様に対応すべき。
〇総合療育センターをはじめ避難所では、体育館ではなく、空調設備の整った和室等に優先避難させること。
〇避難所で、テレビ、ラジオなど災害情報が避難者に伝わるよう配備すること。また、文書での災害情報を随時配布・掲示を行うこと。
〇県立長田高校では、区の職員は配置されていたが、学校教職員がおらず、対応に苦慮していた。指定されている避難所へは教職員が配置されるよう兵庫県に要望すること。

【北区】
〇避難所の備蓄物資を担当者が把握していない事例があった。避難者にすみやかに支給されるよう運営者に周知徹底すること。
〇食事調達など、避難所に避難されている方たちの必要な要望に臨機応援に対応できるようにすること。
〇北区では民地のがけ崩れが繰り返えされている。民地のがけ崩れの復旧について公的支援策をすみやかに検討すること。
〇有野川にかかっている廣瀬橋は子どもの通学路にもなっている。橋の復旧を早急におこなうこと。
〇溢れたため池の復旧に公的支援策を検討すること。
〇避難所となっている県立鈴蘭台高校施設下の法面崩れは、早急な応急対策と復旧を兵庫県に求めること。
〇山の街宅地造成中の土地では、工事施工業者が場内の濁水を周辺側溝に流し、大雨が伴い側溝があふれた。防災課は「側溝があふれたため30分にわたり国道を埋めたが、(濁水は)自然にひいた」と言っているが、原因調査と防災対策の指導を強化すべき。

【須磨区】
◯須磨区車大歳神社の倒壊した樹木の撤去、および神殿横の崩壊した斜面の復旧。予定されていた斜面工事を着手し、安全性を高めること。神社周辺一帯の樹木の剪定など、周辺住宅の安全性向上へ配慮するよう関係者へ要請すること。
◯車字滝ヶ原6番地奥の斜面崩壊の復旧を急ぐこと。当該土地に接する斜面上部の安全性の確認を速やかにおこなうこと。上部には住宅団地(若草町)があるため、強度不足の場合は直ちに強化すること。
◯菅の台7丁目の崩壊した斜面で道路に流出した土砂の撤去と片側交互通行の解消にための復旧を急ぐこと。
◯須磨区長者平(ちょうじゃひら)住宅横(新幹線法面付近)に設置されているソーラーパネルの撤去もしくは安定した土台への改良を、関係者へ要請すること。
◯斜面への構造物の設置は安易に認めないこと。設置する場合には地盤改良や安定した土台の設置など基準を厳しく設けること。今回崩壊した場所は新幹線の真横であり、大変危険である。
◯土砂災害警戒区域における住民参加による防災訓練の実施と啓発の強化をおこなうこと。

【垂水区】
〇舞多聞小学校の西側法面の崩落について、応急処置にとどめず、原因調査とともに恒久対策をおこなうこと。
〇星陵台など垂水区内の商店から、歴史的豪雨の影響で、商品が損傷・水没したり、今後の不作による原材料の高騰など懸念など、経営についての不安の声が出ている。実態を調査し、相談と支援をおこなうこと。
〇塩屋町7丁目では、発生した土砂崩れで、主要幹線が通行止めとなっている。安全対策と同時に一刻も早く通行できるようにすること。
〇塩屋南谷では、ひょうたん池が危険水域を超え避難指示がでた。六甲登山道も亀裂が大きくなり、地盤がずれている。住民からは、登山道改修とともに、山から大量の雨水が南谷の住宅地域に流れ込まないように、登山道の片側のコンクリートを高くして雨水をせき止め側溝に流れ込むようにして欲しいとの要望もある。早急に対応すること。
〇塩屋2丁目では、塩屋第3踏切から上がる階段(200段程度)では、一番上から階段下をえぐるようにがけ崩れが発生し、土砂で山陽電車は運行停止となった。山は民間の所有であるが、公的な支援も検討し、鉄軌道に被害が及ばないような対策をすること。
〇潮見が丘1丁目で発生したがけ崩れで、猿倉公園の階段が崩れ、下の土砂や木を巻きこんで、民家に押し寄せている。猿倉公園は神戸市の管理公園だが、下からは民間の土地となっている。公園の上では土砂災害を防ぐために工事中でもあるが、民地のところも含めて市として補強工事をすること。
〇美山台3丁目で発生したがけ崩れで、発生した上は道路となっており、急いで補強をすること。
〇塩屋中学校のグランドから流れ出す雨水が、滝のように塩屋大谷に流れ込み、住民の方々が不安の声が出ている。側溝の整備も含めて対策をおこなうこと。
〇神戸市には9つの行政区のうち、垂水区だけが国土交通省の雨量観測所がない。早急に垂水区福田の観測情報を速やかに国土交通省に伝達し共有できるようにするとともに、区内に観測所を設置するよう、国土交通省に求めること。

【西区】
〇玉津町今津地域は、水があふれる場所は特定されている。床下浸水を防ぐため、警報が出る前に(注意報の段階で)土嚢を配布すること。
〇玉津町西河原地域は、指定避難場所が高津橋小学校になっているが、高齢者には徒歩で10分以上かかる。地域自治会は、明石川堤防に近いが「ベルコ」に依頼して夜間、畳の部屋を借りることにしている。通夜など重なると使用しにくいが、避難場所として指定を検討すること(今回災害での自主避難者9名。自治会報告)。
〇押部谷町地域では、神戸・三宮方面へのアクセスが困難となった。北山台、富士見ヶ丘、月ケ丘などの高齢者は豪雨の中で、三木市緑ヶ丘へ徒歩でしか買い物できない。孤立する団地住民の非常時の交通手段の確保をおこなうこと。アクセスが困難になった事例(①土砂崩れで神戸電鉄粟生線が運休。②高速・有料道路が全線不通になり、神姫バスの三宮直通が運休。③県道明石・木見線が福谷から木見の区間が不通になり、栄から桜が丘を通過して農業公園へ抜ける道が大渋滞。見津が丘の工業団地に行くルートになったためとみられる。④バスも渋滞で地下鉄西神中央駅へのアクセス遅延)。
〇西神中央の小学校(春日台・竹の台)では、石組みの擁壁に亀裂(隙間)がそれぞれ見つかっている。点検が行われていたかも調べ、早急に対応すること。
〇学園東町4丁目外周道路の法面で土砂が歩道を埋めた個所がところは、3年前に建設局に指摘していた場所である。土留め対策を至急おこなうこと。
○西区の避難所指定の小中学校で、正門で先生が待機していたところもあった一方で、避難所はこちらという張り紙があったが鍵がかかっていたところもある。適切な案内をおこなうこと。



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