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2020年10月25日日曜日

デカパンのおっちゃん

久しぶりの更新になります。 私の誕生日には、温かいメッセージを頂き、本当にありがとうございました😊 本当は、もっと早くお礼を書かないと、と思いながら、誕生日の日に妹から、叔父が亡くなった事の連絡をうけ、ちょっと気持ちの切り替えがつかなかったからでした。 私が小さいときは、叔父を「デカパンのおっちゃん」と呼んでいました。 デカパンのおっちゃんは、僕ら兄妹をかわいがってくれ、ケーキを買ってくれたり、お好み焼きを食べたり、今思い出しても楽しく優しい叔父でした。 同時に、僕が小学校の高学年の時に、叔父と祖父はサラ金の被害に遭いました。慎ましく経営していた鉄工所は倒産、家までとられ、幼い私からみても、それは悲惨な体験でした。 こんなしょうもないお金のことで、人生が大きく損なわれるんだと、小学生ながら実は泣いたりもしていました。今、考えると、私が日本共産党員となった一つの原点なのだと思います。 デカパンのおっちゃんは、その後、宇治川の商店街の八百屋で働き、アルコール依存症も克服。晩年には、兵庫区で日本共産党の一員にもなりました。 何年か前の赤旗祭りで、「とっちゃん(僕のこと)、おっちゃんも共産党に入れてもろたで。とっちゃんが先輩やなあ」と話してくれてのが、恐らくデカパンのおっちゃんとの最後だったと思います。 忙しさにかまけ、おっちゃんと再会することもなく過ごしてたんやなあと思います。 でも、おっちゃんの優しさや笑顔は、ちゃんと僕や妹のなかに残っていると伝えたいです。

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