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2014年3月4日火曜日

予算特別委員会・こども家庭局の質疑は、こんな感じでした

【3月4日(火)】
予算特別委員会・こども家庭局での質疑を終えました。


質問事項は、
①保育所待機児童の解消・「子ども子育て新制度」
②灘区桜ヶ丘地域に保育所を残せ
③一般不妊治療助成の創設を
でした。
やりとりは、以下のような感じでした。

    保育所待機児童の解消・「子ども子育て新制度」
市がすすめる小規模保育事業では、
必ず3歳児になった段階の受け皿が問題になります。
認可保育所は不足しているので、
一定数は、認定こども園へ行かざるをえません。
現在は、保育所の保育料は同一ですが、
認定こども園は、「上乗せ徴収が可能」となっており、
保護者の収入が低いなどの場合、市としてどう対処するのか聞きました。
当局は、国おいて、実費徴収への給付が検討されているなどと答弁しましたが、
これはあくまで検討であって、明確な答弁とはいえませんでした。
「保護者の収入で子ども受ける保育に格差が生じるのではないか」
これが新制度の最大の問題です。
引き続き、保育に格差を生まないよう市に対応を求めたいと思います。
もう一点、①の問題では、
社会的支援の必要な子ども(虐待など)、障害のある子どもなど入所の問題を問いました。
現在は、市の責任で保育所に入所することになっていますが、
認定こども園などが受け入れるのか、市の責任はどうなるのかを問うたものです。
当局は、施設には「応諾義務」があるから現行と変わりないとしつつ、
国の動向を見たいとしました。
「その子どもにとって保育が必要である」子どもたちが、
新制度で入所できないということがないように引き続き求めたいと思います。
さらに、①の問題で、
現在よりも保育料が高くならないように求めました。
局長は、「他都市の動向も見ながら」と答弁したので、
では「国の基準にたいしての保育料の徴収率は政令都市で第何位なのか?」
と聞きました。
当局は、「第3位です」と。
第3位は、徴収率が高いほうから3位なんです。
つまりワースト3。
他都市の動向見るならば、
これ以上の引き上げは許されないと思います。

    灘区桜ヶ丘地域に保育所を残せ
灘区の八幡・桜ヶ丘の2つの保育所が統合され、やはた桜保育所が新設されます。
私は、地域のみなさんの声からも、
また分譲地やマンションが増えていることからも、
桜ヶ丘地域に認可保育所を残すように求めました。
当局は、マンションや71区画土地の分譲がはじまっていることを認めながら、
「ニーズ調査」を見て、検討したいとしました。
一方で公立保育所を減らしたり、統合したりしながら、
待機児童解消をすすめること自身が矛盾しています。

    一般不妊治療助成の創設を
神戸市は、「特定不妊治療」助成はありますが、
「一般不妊治療」助成はありません。
当局は、「特定不妊治療」は、一回の治療が高額なこと、
自由診療であるのに対し、
「一般不妊治療」は、保険適用であることをもって、
助成制度の創設に背を向けました。
私は、和歌山県が、一般不妊治療助成を行うことで、
「不妊治療の初期段階から高度治療に至るまで、すべての段階で切れ目のない総合的な支援が可能と」なったとしていることを紹介し、
制度の創設を求めました。

市長は、「だれもが安心して出産・子育てができるまちづくりを推進」するとしています。
この立場を本当に実現するには、課題は山積しています。
引き続き、市民のみなさん、保育所・幼稚園の関係者のみなさん、保護者のみなさんと力を合わせて、要求の実現に頑張ります。

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