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2014年3月13日木曜日

予算特別委員会・総括質疑を終えました

【3月13日(木)】
予算特別委員会・総括質疑を終えました。
総括質疑というのは、
予算特別委員会で出された様々な問題のうち、
残されている問題について質問するもので、
私は初めてだったので、
大変緊張しました。
どんな感じだったかは、
また、動画をみて頂きと思いますが、
少し私なりにポイントだと思う点について書いておきます。


    大企業の誘致・呼び込み
市は、「都市間競争」を名目に、
大企業の誘致・呼び込みを拡大しようとしています。
その中身は、固定資産税・都市計画税などの減免、
補助金のバラマキ。
税の減免については、一企業に8億7千万円も減免し、
プラスアルファで、製造業については5億円もの補助金を出すものです。
そうした巨額の援助をしながら、
雇用確保人数や、地元企業との連携は「努力義務」。
つまり何の縛りもないものです。
この点で、今回重視したのは、
大企業の本質は「利潤第一主義」であること。
つまり、市が誘致する企業については、
社会的責任を問えるし、問うべきだということを一つの論点にしました。
いつもこの点は気になっていたのですが、
当局や与党は、
「民間企業のアイディアやノウハウを生かして」
という事を決め文句にするのです。
確かに、「競争」のなかで、
民間企業に様々なアイディアがあるのは事実です。
しかし、大企業の本質は、「利潤追求」であり、
儲けのためには、ギリギリまで人件費を削り、
大量の非正規労働者を生み、
「ブラック企業」にさえなることは事実が証明しています。
また、下請け単価の切り上げで、
いつも泣かされるのは中小・零細の業者です。
この点は、社会的に規制しなければ、
企業は何の考慮もしないし、
この社会的責任を果たさせるために、
自治体は役割を発揮すべきだと考えていたのが、
この質問の背景です。


    神戸市が指定管理している施設で働く非正規労働者の賃金アップを
ここでは、「指定管理者制度」で、
なんでも民間任せにするなかで、
低賃金で働かざるをえない労働者が大量に生まれていること。
質疑で明らかになったと思うのは、
「指定管理者制度」のもつ根本的な欠陥。
つまり、市が直接雇用している非正規労働者の賃上げは、
市の判断で出来るのにたいして、
「指定管理者制度」は委託料で丸投げしているので、
賃上げしようにも、市が直接関与できない。
同時に、具体的問題として、
駐輪場で時給749円という、
兵庫県の最賃以下で働かされている実態を示し、
その是正を求めました。
副市長は「調査」を約束しました。


    子どもの医療費助成の拡充を
結論から言うと、
一企業にたいし13億円も援助するのに、
なぜ、子どもの医療費助成には4億円しか使わないのか。
ここに、市長の政治姿勢が端的に表れていることを示しました。


ざっとこんな感じでした。

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