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2014年3月20日木曜日

「子ども・子育て施策の充実をもとめる」請願の趣旨説明

【3月20日(木)】

さきほど、文教こども委員会で、
請願の紹介議員として、
趣旨説明をおこないました。
保育士さんもたくさん、口頭陳述され、
現場の苦労、
子どもへの思いが語られました。
私の趣旨説明は以下です。

☆ ☆ ☆

請願第40号「子ども・子育て施策の充実を求める請願」の紹介議員を代表して、趣旨説明を致します。
保育所待機児童解消をはじめ、子育て環境の整備・充実は、子育て世代のみならず、市民の願いとなっています。この事は、本請願に14,635筆の賛同署名が添えられていることにも表れています。
20154月実施となる「子ども・子育て新制度」の開始にむけて、本市においても、子どもの最善の利益が保障されるように、保育環境・子育て環境の整備・充実が求められています。
請願項目となっている「児童福祉法24条1項の保育所における市町村の保育実施責任のもと、希望する全ての子どもが保育所に入れるよう、神戸市の責任で保育所を増設」することは、特に重要であると考えます。
現在、本市は、小規模保育事業を増やし、当面の待機児童解消を進めることにしていますが、認可保育所を抜本的に増やさなければ、3歳以降の受け入れ先どうなるのか懸念されます。
また、幼保連携型の認定こども園、地域型保育事業については、6月議会で条例化されることになっていますが、現在の神戸市の保育所の保育水準より低下させることなく、高い基準で条例化することが強く求められています。新制度の実施にあたっては、保育に格差が出ないように、配慮することが求められます。
同時に、請願者が求める「保育料軽減策を維持、改善」することは、本市にとって急務の課題であると考えます。保育料の対国基準の徴収率は、政令都市平均が70%なのに対し、神戸市は80%であり、政令指定都市で3番目に保育料補助が弱いのが神戸市であることが、先日の予算特別委員会・こども家庭局の審査でも明らかになりました。これは、本市の努力ですぐにでも改善出来る内容ですので、早急に改善することが求められます。
最後に、埼玉県では、ベビーシッターに預けられていた2歳児が死亡するという悲しむべき、痛ましい事件が起きました。事件の全容解明はこれからですが、背景に子どもと子育て環境の問題や保育の質の問題を指摘する声もあります。

本市は、「安心して子育て・教育ができる街の実現」を目標にしています。本請願を採択していただき、神戸市が本当の意味で、安心して子育てできる環境整備をおこなうことを求めて、私の請願主旨説明を終わります。

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