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2020年12月26日土曜日

少人数学級の実現求め緊急要望

 25日、神戸市教育委員会に対して、「少人数学級実現もとめる緊急要望」を申し入れました。

申し入れでは、感染症対策を進めるうえでも、国の学級編成基準の変更のペースにとどまらず、「来年度は小学校全学年で35人学級を実現すること」を求めました。
また、空き教室がない学校では近隣の公共施設利用などあらゆる対策をとることや学校新設を計画的におこなうこと。国に対しても少人数学級編成のための加配定数を削減しないことを求めて、中学・高校の35人学級以下への引き下げも早期に実現することなどを要望しました。
市教委は「市の単独では難しいので、国と歩調を合わせてやっていきたい」「過密校をどうしていくかは、深刻な問題。市として整備計画を検討したい」と答えました。
また、「国の方針が示されれば、整備計画も考えやすくなる」と市教委側は述べられました。私たちとしては、プレハブ校舎対応の弊害(運動場が狭くなるなど)を、この間イヤというほど実感してきたので、やはり学校を新設したり、少なくとも分校などをつくることも必要だと思うので、国がしっかり予算配分することは不可欠だと感じました。
世論と運動で動き出した少人数学級の実現が、子どもたちにとって、また学校現場にとって、より良いものなるよう引き続き頑張りたいと思います。
申し入れ文書全文は以下の通りです。
☆ ☆ ☆
神戸市教育委員会 教育長 長田 淳 様

少人数学級の拡充をもとめる緊急要望

2020年12月25日 日本共産党神戸市会議員団

長年にわたる国民の運動、また、新型コロナウイルス感染拡大を契機に、かつてなく高まった少人数学級を求める国民の声によって、公立小学校の1学級の人数を2025年度までに全学年35人以下に引き下げることが決まりました。
小学校全学年での引き下げは1980年に小中学校の学級編成標準が45人から40人に引き下げられて以来40年ぶりです。
同時に、政府予算案では、2021年度から5年間かけて毎年1学年ずつ35人学級に移行させるもので、移行のスピードも遅く、感染症対策としても不十分です。中学校と高校の学級編成の引き下げも盛り込まれないなど、さらなる改善が求められます。
政府は2021年の通常国会に学級の上限人数を定める義務教育標準法の改正案を提出するとしています。
神戸市教育委員会として、来年4月の新学期から、保護者や子どもたちの期待に応えて、国任せではなく、以下の事項の実現のために尽力くださいますよう要望致します。

(要望項目)
① 神戸市は既に、小学校4年生まで少人数学級編制を導入しているので、国の学級編成基準の変更にとどまらず、来年度は小学校全学年の35人学級を実現すること。

② 40人学級のままになっている中学・高校の35人学級実現についても早期の実施に踏み出すこと。

③ 空き教室がない学校については、近隣の公共施設利用などあらゆる対策をとること。同時に、少人数学級を前提とした内容に学校整備計画をあらため、学校新設を計画的におこなうこと。

④ 加配定数を基礎定数に振り替えるという国の対応を改め、必要数を来年度から措置するよう国に求めること。

2020年12月25日金曜日

水道局の市民福祉とサービス切り捨て計画

 

23日、上下水道事業審議会でした。

今年最後の質疑だと思います。

水道局は、「新型コロナによる給水収益の減少に対応するため、中期経営計画2023に掲げた経営改善の取り組みを前倒し・追加で実施」するとしています。

その内容は、一言でいえば、“コロナ便乗型”で、

市民福祉とサービスを切り捨て、民間任せにするというものです。

「水道事業緊急経営改革(令和2年度~4年度)」という、

107日に水道局から発出された文書では、切り捨て内容が具体的に示されています。

 

職員数の減▲約100人(P34億円/年、R4~▲8億円/年)、

組織再編に伴う事務所移転経費2億円(R3

など、まさに来年からのすすめる計画。

この計画をすすめるために、

    委託の拡大・集約化

C(センター)滞納・停水及び再検針・出納業務の委託化(R3.1~)、

➁組織再編

・たちばな研修センターを廃止し、本庁機能を移転(R3~4)

・水道局センター再編(R4.4)5センター⇒3事務所

など、具体的かつ市民生活に及ぶものがズラッと並んでいました。

 

ところが、審議会はもちろんですが、10月以降の議会(常任委員会)でも、

全く報告もされていないです。

 

審議会では、「なぜ審議会委員である、学識経験者や市民代表のみなさんに示し、討議しないのか?」と、この点を質しました。

水道局長は、「管理・運営事項だから」と、的外れは答弁に終始しましたが、

審議会委員長も「参与(私のこと)が主張されている点は理解できる」とされました。

こんな民間任せと、集約化をやれば、市民サービスと福祉への影響は避けられません。

まず事業所が集約されれば、市民から遠くなる、さらに滞納・停水などの業務は、そのことを通して、市民の生活や命に係わる業務だからこそ、行政が請け負っていたのではないでしょうか。単なる金集めではないはずです。

水道業務を民営化しないと市長は仰っておられたが、この計画は、事実上の民営化計画というべきものであり、引き続き党議員団として撤回を求めたいと思います。                                                             

8月に出された「行財政改革方針2025」では、今後5年間で、市民福祉とサービスを292億円切り捨て、職員数 750人削減(水道局・交通局・教員を除く11,970 人を対象)としていますが、水道局も同様の切り捨てをすすめようとしていることが明らかになりました。

コロナ禍で「公助」の重要性がこれだけに明らかになっているのに、

菅政権同様、「自助」「共助」、自己責任を押し付けるのは、本当に逆行していると思います。

 

2020年12月14日月曜日

保育士の働き方改革を

中身の濃い、長い一日でした。 朝から、後援会のみなさんと、 灘区内9ヵ所で“まちかど演説会” 50人のみなさんに集まり頂きました。
六甲ボウル前では、立ち止まってお聞きくださった方から拍手を頂いたり、 大石南公園や大和西住宅前では、 家の中や、住宅の中から大きなご声援を頂きました。 一緒に回ってくれたメンバーからは「こっちが元気をもらうね」の感想が。

中身の濃い、長い一日でした。

朝から、後援会のみなさんと、

灘区内9ヵ所で“まちかど演説会”

50人のみなさんに集まり頂きました。

六甲ボウル前では、立ち止まってお聞きくださった方から拍手を頂いたり、

大石南公園や大和西住宅前では、

家の中や、住宅の中から大きなご声援を頂きました。

一緒に回ってくれたメンバーからは「こっちが元気をもらうね」の感想が。

その後、岩屋青年会館で“集い”

1時間ちょっとあれこれと話し合いました。

阪神岩屋駅から電車で移動。

保育士さんの集まりで、職場の実状をお聞きしました。

先日も市会文教こども委員会で、神戸市の保育職場で違法なサービス残業が、

会計年度任用職員(※神戸市のHPでは「会計年度任用職員とは、正規職員の補助として1会計年度内を任期として任用される非常勤の公務員です。」とされているが、私の感覚で言うと、有期雇用で時給で働く「名ばかり公務員」)に常態化している事を取り上げ、その是正を求めました。

本日お聞きした内容は、さらに極めて劣悪な保育職場の実態でした。

保育士の置かれている劣悪な実態は、子どもたちの保育環境にも直結する問題なだけに、

よく研究をして、改善をさらに求めていきたいと思います。

 

 

 

その後、岩屋青年会館で“集い” 1時間ちょっとあれこれと話し合いました。 阪神岩屋駅から電車で移動。 保育士さんの集まりで、職場の実状をお聞きしました。 先日も市会文教こども委員会で、神戸市の保育職場で違法なサービス残業が、 会計年度任用職員(※神戸市のHPでは「会計年度任用職員とは、正規職員の補助として1会計年度内を任期として任用される非常勤の公務員です。」とされているが、私の感覚で言うと、有期雇用で時給で働く「名ばかり公務員」)に常態化している事を取り上げ、その是正を求めました。 本日お聞きした内容は、さらに極めて劣悪な保育職場の実態でした。 保育士の置かれている劣悪な実態は、子どもたちの保育環境にも直結する問題なだけに、 よく研究をして、改善をさらに求めていきたいと思います。

2020年10月25日日曜日

デカパンのおっちゃん

久しぶりの更新になります。 私の誕生日には、温かいメッセージを頂き、本当にありがとうございました😊 本当は、もっと早くお礼を書かないと、と思いながら、誕生日の日に妹から、叔父が亡くなった事の連絡をうけ、ちょっと気持ちの切り替えがつかなかったからでした。 私が小さいときは、叔父を「デカパンのおっちゃん」と呼んでいました。 デカパンのおっちゃんは、僕ら兄妹をかわいがってくれ、ケーキを買ってくれたり、お好み焼きを食べたり、今思い出しても楽しく優しい叔父でした。 同時に、僕が小学校の高学年の時に、叔父と祖父はサラ金の被害に遭いました。慎ましく経営していた鉄工所は倒産、家までとられ、幼い私からみても、それは悲惨な体験でした。 こんなしょうもないお金のことで、人生が大きく損なわれるんだと、小学生ながら実は泣いたりもしていました。今、考えると、私が日本共産党員となった一つの原点なのだと思います。 デカパンのおっちゃんは、その後、宇治川の商店街の八百屋で働き、アルコール依存症も克服。晩年には、兵庫区で日本共産党の一員にもなりました。 何年か前の赤旗祭りで、「とっちゃん(僕のこと)、おっちゃんも共産党に入れてもろたで。とっちゃんが先輩やなあ」と話してくれてのが、恐らくデカパンのおっちゃんとの最後だったと思います。 忙しさにかまけ、おっちゃんと再会することもなく過ごしてたんやなあと思います。 でも、おっちゃんの優しさや笑顔は、ちゃんと僕や妹のなかに残っていると伝えたいです。

2020年10月20日火曜日

日本共産党・味口としゆき神戸市会議員 神戸市会 2020年決算特別委員会・教育委員会質疑

神戸市会 2020年決算特別委員会・教育委員会での質疑の動画です。
よろしければ、ご覧ください。
1.新型コロナウイルス感染発生時における学校園での対応について
2.少人数学級の実現について
3.学校園における空調整備について
4.中学校給食の改善について

2020年10月13日火曜日

突然の民間譲渡計画!六甲病院問題で兵庫県に申し入れ

「六甲病院の存続・充実を求める住民の会」「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」のみなさん、きだ結県議とともに、兵庫県にたいして、六甲病院の民間譲渡に関する要請を行いました。


公的病院である六甲病院の存続を求める署名はこの間1万5千人から集まる大運動となりました。ところが、突然9月に国会公務員組合連合会は、労働組合にたいして、民間医療法人への経営譲渡を通知しました。

民間に譲渡されて、現在の診療科目や診療体制、入院機能が維持されるのか、灘区や東灘区にお住いのみなさんから心配の声があがっています。

六甲病院は、年間306件の救急車受け入れ、休日・夜間の受診2,296人、年間延入院患者51,446人の実績を持つ、灘区になくてはならない病院です。また、コロナ禍でも重要な役割を果たした病院です。

民間病院になり、規模や機能が縮小されては困ります。

申し入れに対して、兵庫県の担当課長からは、「地域での丁寧な議論、地域の理解が必要」であることを表明。地域への説明会がない場合が仮にあるとすれば「助言をする」としました。同時に、「権限がある神戸市で話し合うべき」と、神戸圏域地域医療構想調整会議で丁寧な議論をする必要があるともしました。

「住民の会」「労組」は、引き続き運動を強め、地域住民に事実を知らせ、頑張ります。


2020年10月8日木曜日

「計画通り」でいいのか?スマスイ

 

決算特別委員会が続いています。

昨日は、経済観光局で、

本日は、教育委員会で質疑しました。


経済観光局では、コロナ前のインバウンド頼みの経済観光政策をあらため、眼前で経営継続に苦しむ中小業者の支援と振興を求めました。

驚いたのは、スマスイ(須磨海浜水族園)は「計画通り」との答弁。

「インバウンドを含めた観光集客に貢献する都市型リゾート」づくりを目的の一つにしながら、外国人観光客の動向が分からないもとで、なぜ計画通り進められるのか???

異常です。

教育委員会では、保護者や児童の不安に応え、陽性者が出た学校のPCR検査はクラスだけでなく、学年・学校全体にひろげることを提起。教育委員会側も、不安が大きいことは認めました。ならば、健康局が範囲をひろげるしかないと感じました。

また、中学校体育館の部分空調について、学校現場から「これでは効かない」という声が上がっていることを紹介し、「部分空調でなく、全面空調を」と求めました。教育長は、「そういう声があることを初めて知った。調査する」と約束しました。

引き続き、改善へがんばります。

2020年9月30日水曜日

代表質疑の新聞報道

 昨日の代表質疑を、

「しんぶん赤旗」と「神戸新聞」が、

記事にしてくれています。

神戸市会のホームページに、録画がアップされています。
よろしければ、ご覧下さい。

2020年9月13日日曜日

やはり少人数学級が必要!

10月総選挙の可能性があるなかで、

午前中は、灘区後援会の宣伝。

10人で賑やかに、6か所で訴えました。


「菅さんでは変わらんなあ」

「消費税増税なんて、何を考えてるんや」

など、政治を変えたい!って思いが寄せられました。

午後は、いろいろな相談の解決へ、1時間単位で。

夕方は、総選挙の支援のお願いにまわりました。

ある学校の先生は、

「本物の味口さんが来てくれたんですね」と()

話題は、文科省のGIGAスクール構想へ。

パソコンを児童・生徒に一台支給するのは悪いことではないけど、

パソコンの充電保管庫が大きくて、

40人学級のクラスに入れると、

黒板が見えない状況に!!

これは笑えない。

「せめて30人学級にしてくれたら」

切実な学校現場の思いを聞きました。

2020年8月27日木曜日

王子スポーツセンター体育館エアコン工事完了へ

 8月から外郭団体に関する特別委員会がはじまっています。

8月は6日、19日、本日27日と、慌ただしく調査、

質問づくりをおこなっています。

本日は、神戸交通振興株式会社(交通局)、公益財団法人神戸市スポーツ協会(文化スポーツ局)で質疑をしました。
交通局では、バス運転士不足が全国的な問題となっているなかで、交通局職員と比べてもあまりにも処遇が悪い交通振興のバス運転士の処遇改善を求めました。市民の安全にもつながる問題だけに、安い委託費がネックになり、バス運転士にしわ寄せがあるようでは本当に困ります。
スポーツ協会では、王子スポーツセンターの体育館のエアコン設置を取り上げました。
一昨年の篠原台土砂災害の時には、避難所にもなったのですが、当時はスポットクーラーしかなく避難者から悲鳴があがっていました。このたび、体育館のエアコン工事がすすみ、8月中に完了することになったことが答弁されました。一歩前進です。
また、これも篠原台災害の際に、私が問題提起したことですが、避難者から駐車料金を徴収することについても質疑しました。これに対して、スポーツ協会が所有している体育館については「災害の程度などを踏まえ、駐車料金については柔軟に対応したい」と答弁がありました。

2020年8月18日火曜日

学校再開、コロナ対策とともに熱中症対策を

 今朝は、阪急六甲駅前のスタート。

7時なのに、もう暑い💦

この記録的な猛暑の中で、
小中学校は短い夏休みを終え、
学校生活が再開。
先日も、教育委員会に申し入れましたが、「感染防止・熱中症対策のため体育授業や部活動、全校集会の実施は特段の配慮」が必要です。
夜は、中小業者のみなさんの実態をお聞きしました。
簡易課税により、コロナの影響で赤字となった業者が、
持ち出しで、消費税を持ち出しで納税しなければならない深刻な状況がひろがっている事を知りました。
消費税5%への減税とともに、
深刻な中小業者の実態に寄り添った支援策は急務です。

2020年8月16日日曜日

75回目の終戦記念日

更新する日付が変わってしまいましたが、
75回目の終戦記念日は、
例年通り、正午からフォレスタ前で訴えました。
党員・後援会員のみなさんが16人も熱い中集まって頂き、
にぎやかな宣伝となりました。
第二次世界大戦において、侵略と植民地支配をしてきた日本の加害責任は、
3/4世紀たっても曖昧に出来るものではありません。
小泉進次郎大臣が閣僚として4年ぶりに靖国神社を参拝したことがニュースになっていました。
歴史認識の薄っぺらさに辟易しますが、
いまだに戦前をクリア出来ていない日本の政治を象徴していると言わざるを得ません。
戦争の悲惨さに目をつむり、肯定・美化することなど出来ません。
いかなる戦争にも、私は反対しますし、美化する動きも許しません。

2020年8月13日木曜日

少人数学級の実現、夏休み明けの学校教育へ要望しました

少人数学級実現と、18日からの小中学校再開にあたり新型コロナウイルス感染症対策強化と子どもの教育について教育長あてに緊急に申し入れました。


少人数学級の実現は、政府の「骨太方針」に「少人数指導によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備」について「関係者間で丁寧に検討する」とするなど、変化が起こっています。

また、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで、保護者からは夏休み明けの学校生活の再開に様々な懸念が寄せられているので、それらを踏まえ要望しました。

教育委員会の担当者はは少人数学級について「文科省から『文部科学大臣は今回は本気だ』と聞いている。確かにステージが違うと感じる。実現できるのでは」、学校再開では「熱中症対策で、熱いときは中でできることを優先する授業計画を立ててほしいと言っている。何らかの通知はできるよう打診したい」と答えました。

要望書全文をアップします。

 

 

2020年8月12日 

神戸市教育長 長田 淳 様

 

少人数学級の実現、学校再開にあたっての感染症対策強化と子どもの教育についての緊急申し入れ

 

日本共産党神戸市会議員団

団長 森本 真 

 

新型コロナウイルス感染症が再び感染を拡大させています。

市内の小中学校や高校などでも感染者が出るなかで、市民、保護者、児童・生徒の不安が高まっています。

8月18日には、夏休みが終わり、小中学校の授業もはじまります。

感染拡大防止に全力を挙げるとともに、子どもの教育、子どもの権利を保障するためにも、20人程度の少人数学級の実現は喫緊の課題となっています。

全国知事会会長、全国市長会会長、全国町村会会長は連名で、「少人数編成を可能とする教員の確保」を文部科学大臣に要請し、さらに安倍政権のいわゆる「骨太方針」(経済財政諮問会議「経済財政運営と改革の基本方針2020」)は、「少人数指導によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備」について「関係者間で丁寧に検討する」とするなど、少人数学級の実現は社会的要請となっています

以下、少人数学級の実現、学校再開にあたっての感染症対策強化と子どもの教育について、必要な具体的施策の実施を求めます。

 

 

1、少人数学級の実現について

 

      感染拡大防止からも、児童・生徒への手厚い教育からも、20人程度の少人数学級の実現を真剣に検討し、国に予算措置を求めること。

 

      「学びの保障」のための教員の加配について、小学校19校・中学校7校に限定せず、希望するすべての学校に配置すること。また、国の基準に合致しない場合は、神戸市単独でも予算をつけ、教員の加配をすすめること。

 

2、学校再開にあたって

 

      臨時休業等で実施できなかった授業時数の確保による詰め込みや授業延長により、児童・生徒も、教員も疲弊していることが明らかになりました。夏休み明けからは一律な授業時数の確保はやめ、子どもの成長を優先させ、学習とともに子どもたちの人間関係の形成、遊びや休息をバランスよく保障するために、学校現場と児童・生徒の実態にあわせたカリキュラムの編成とすること。

 

      感染症対策とともに、子どもたちの心のケア、家庭への援助を強化するために、養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの増員を行うこと。

 

      熱中症対策を強化し、すべての体育館や特別教室へのエアコン設置を緊急におこなうこと。

 

      新型コロナウイルス感染拡大防止からも、熱中症対策からも、体育の授業や部活動、朝礼などの全校集会の実施には特段の配慮を行うこと。

 

      教室の換気の際に必要な網戸の設置をすすめること。

 

      教室などへの清掃・消毒を教員や子どもたちに任せず、支援員などを増員し行うこと。

 

      学校園が集団感染によるリスクが高いことを考慮し、教職員や出入り業者への定期的なPCR等検査がおこなえるようにすること。

 

      学校で陽性者が出た場合には、希望する児童・生徒や教職員についてPCR検査を行うこと。

 

      陽性者が出たクラスの自粛期間について、学校現場任せにせず、学習や体育の保障、保護者の負担の軽減などきめ細かい対応を行うこと。

 

      第二波・第三波に備え、全家庭でのWi-Fi環境の保障、モバイルルーターの無償貸与、通信費の公費負担を行うこと。ICT支援員を全校に配置するとともに、ネットやスマホの子どもへの健康被害ついての研究と知見の情報共有を行うこと。

 

      特別支援学校へ手厚い援助を行うこと。過大過密化の解消を検討し、行政区ごとの学校整備など新設について真剣に検討すること。

 

      新型コロナウイルス感染症対策は長期の取り組みなることが想定される。大規模校(25学級以上)、過大規模校(31学級以上)の過密解消は急務です。文科省が示す、学校の分離新設、通学区域の見直し、学校施設の増築、教頭の複数配置、教職員数を増やすなどの対策に早急に取り組むこと。

 

以上

新型コロナウイルス感染拡大防止へ神戸市に申し入れました


市長あてに、新型コロナウイルス感染拡大防止へ、PCR検査の大規模に行うことなどを求めて申し入れを行いました。


「しんぶん赤旗」記事と、申し入れ書全文をアップします。


 

2020年8月12日

神戸市長 久元喜造 殿

 

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるための緊急申し入れ

 

                            日本共産党神戸市会議員団

                               団長 森本  真

 

 全世界で2000万人を超える感染者が発生している新型コロナウイルスの猛威が続いています。日本でも一日当たりの感染者数が連日1000人を超える事態が続いています。 感染の急激な拡大が、医療の逼迫、さらに医療崩壊を引き起こし、救える命が失われることが、強く懸念されます。

 現在の感染急拡大を抑止するには、感染症の鉄則であるPCR等検査を文字通り大規模に実施し、陽性者を隔離・保護するとりくみを行う以外にありえません。

 この立場から、以下、緊急に申し入れます。

 

                  記

 

1.感染者が発生してからの積極的検査にとどまらず、感染拡大を防止するために防疫目的の大規模で網羅的なPCR等検査を実施すること。

 現在の感染拡大は、全国でいくつかの感染震源地(エピセンター)――感染者・とくに無症状の感染者が集まり、感染が持続的に集積する地域が形成され、そこから感染が広がることによって起こっていると考えられます。

 全国の感染状況を分析し、感染震源地を明確にし、そこに検査能力を集中的に投入して、大規模で網羅的な検査を行い、感染拡大を抑止するべきです。

 これらの大規模で網羅的な検査を行う目的は、診断目的でなく防疫目的であること、すなわち無症状者を含めて「感染力」のある人を見つけ出して隔離・保護し、感染拡大を抑止し、安全・安心の社会基盤をつくることにあることを明確にしてとりくむ必要があります。

 

2.神戸市内の感染状態がどうなっているのかの情報を、市民に開示すること。

 神戸市では、感染ルートが判明している分も含めて、具体的にどのような状態で感染したのかはまったく明らかになっていません。「夜の街」、「会食」など具体的な感染状況をプライバシーに配慮しながら、情報開示することは、市民に対してあらゆる感染対策の参考となるものです。

 

3.医療機関、介護施設、福祉施設、保育園・幼稚園、学校など、集団感染によるリスクが高い施設に勤務する職員、出入り業者への定期的なPCR等検査を行うこと。

 必要におうじて、施設利用者全体を対象にした検査を行うこと。

 感染拡大にともなって、これらの施設の集団感染が全国で発生しており、それを防止することは急務です。

 

4.積極的な検査によって明らかになった陽性者を、保護・治療するため、さらなる医療施設や医療従事者への支援、宿泊療養施設の拡充につとめること。

 

以上

 

2020年8月12日水曜日

コロナの影響は引き続き深刻です

今朝(11日)は、阪急王子公園駅で朝のごあいさつ。

「暑いのに、頑張ってるね」

「国会早く開かせてください」

激励の言葉を頂きました。

その後、灘区役所へ。

コロナで収入減となった方と、

新型コロナウイルス特例貸付や住宅確保給付金の窓口をまわりました。

職員から、「味口さん、タイムカードつくりましょか?(笑)」と言われるくらい、

区役所や社会福祉協議会のみなさんにはお世話になっています。

感染が拡大するもとで、市民のくらしも営業もいっそう深刻な影響を受けています。

継続的な支援や補償が必要です。

2020年8月10日月曜日

長崎被爆75年。息子とともに被爆体験を聞く

 長崎被爆75年。

「デュオこうべ」で開催している「原爆と人間」写真展へ、

今年は、息子と参加しました。

灘区在住の被爆者である貞清百合子から、

息子もヒロシマでの被爆体験を聞けました。

実は、幼稚園年長さんの時にも一度お聞きする機会があったのですが、

小学校3年生になった息子は、貞清さんの話をどう受け止めただろうか?

小学1年生で、被爆し、気を失い、たまたま目が覚めて生き延び、

81歳になられた今も、核兵器廃絶の先頭にたっておられる貞清さんの話を直接聞けた事を大切にしてほしいと思います。

被爆の実相を聞ける最後の世代として、

核兵器廃絶の願いをしっかり受け継がねばなりません。

2020年7月18日土曜日

東畑原市場の浸水現場へ


アップするのが遅れましたが、
この間の大雨で、
東畑原市場の商店が浸水し、
冷蔵庫などが壊れるなど被害が出ています。
ここはアーケードがあるのですが、
隣は密集市街地対策で、市場をなくしマンションを建てたため、
アーケードがなくなり、雨が降りこんでいることも一因ではないかと思います。
神戸市の担当者に来てもらい、対策を講じてもらうことになっています。

2020年7月10日金曜日

被爆75年核兵器廃絶願い平和行進

被爆75年、「国民平和大行進」JR六甲道から王子公園まで歩きました。
コロナ感染防止のため、例年のスタイルではなくサイレント行進。初めての体験でしたが、核兵器廃絶に想いを馳せながら歩きました。

六甲道でのスタンディングでは、灘区を代表しご挨拶。
被爆者のサーロー節子さんが安倍晋三首相にあてた手紙は「日本は、自らの歴史的、世界的、道徳的責任を自覚し、核兵器に依存した政策と決別しなければなりません」と訴えています。高齢となった被爆者の心からの叫びを生かさなければなりません。

2020年7月6日月曜日

神戸高塚高校事件から30年


神戸高塚高校校門圧死事件から30年が経過しました。事件のあった門前にいき、黙とうしました。
当時、同校の高校生だった鈴木陽子さんは、「子どもに寄り添う教育を」と話されました。30年前と比べると、高塚高校の生徒の持っているカバンや靴はすごく自由になりました。当時と違って、体罰をふるう先生も皆無だと思います。これは、この30年間「神戸の教育を良くしよう」と力を合わせてきた、保護者のみなさんや、高校生、教師のみなさんの努力し続けてきた成果だと思います。
同時に、この事件の根源にある管理主義教育、偏差値で子どもたちを選別する教育は、今も子どもたちを傷つけ続けているのではないでしょうか。
子どもの権利条約に示されている、子どもの最善の利益が何よりも大切にされる教育と学校へ、ますます頑張らないといけません。
でも、そんな節目の日に、すごく素敵な出会いがありました。子どもを思い、学校をよくしたいと願っている人はきっとこういう風に身近にいると思います。微力ですが、つながり、少なくとも、子どもたちが悩まずに通える学校に出来たらなと思います。

2020年7月4日土曜日

清水ただし衆院議員とともに業者の実態を聞く


新型コロナウイルス感染症の中小業者への影響を聞くために、
清水ただし衆院議員が灘民主商工会を訪れてくれたので、同席しました。

清水議員は、「持続化給付金」の問題点として、①50%ダウンしないと対象にならない、②オンライン申請しかできないことを挙げるとともに、この間の国会論戦で、提出書類の簡素化がすすみ、フリーランスなどへの適用も認めさせたことを報告しました。

業者からは、「税理士のハンコがないと申請が跳ねられる。要項に書いてないものをなぜ求めるのか?」など「持続化給付金」の審査が電通を通して外注されているもとで、機械的な対応や、国会での大臣答弁をも踏まえないものになっていることが告発されました。同時に、「清水さんの質問以降、格段に申請が通るようになった」「それまでは、大阪の特別定額給付金並みだったから(笑)」との声も出されました。

清水議員の“現場主義”はすごいです。業者のみなさんからも「わざわざ僕らのところまで足を運んでくれる国会議員なんておらんで」の声があがっていました。

2020年6月25日木曜日

2020年6月17日水曜日

新型コロナウイルス感染症対策補正予算(第2弾)について質疑


新型コロナウイルス感染症対策補正予算(第2弾)について質疑しました。
一問目を掲載しておきますので、見て頂ければと思いますが、
第2波・第3波に備え、医療体制を充実させ、市民のくらしと生業への支援を強める立場にたっているので、全体として評価する立場で質疑しました。
同時に、なお必要なことも多々あるので、3点にまとめて質疑しました。


第1は、中央市民病院の体制への援助です。新型コロナウイルス感染症重症患者を中央市民病院だけで診るのは負担が大きいため、分散で重症患者を診る体制を求めました。久元市長は「中央市民病院だけ」では負担が大きいことを認め、県にも働きかけるとしました。

第2は、市民のくらしと中小企業への支援をさらに強め、迅速にすることを求めました。この問題では、例えば、住宅確保給付金は、元々の給付水準が低いうえに、収入基準を超えると一部給付になるなど、実際にシングルマザーのご家庭などを救うものになっていない事例を示しました。
また、県市協調の経営継続支援についても、業種が狭く、給付が遅いことを質しました。副市長は、「県の制度なので、どれくらい給付されているかつかんでいない」と答弁されたので、「申請20866(15日現在)、支給4274(12日現在)20.4%」と示すと、「確かに遅い」と答弁。

第3は、国の補正予算に盛り込まれた「教員加配」をなぜ市の補正予算案に計上しなかったのかを質しました。教育長は最初「国の詳細な要件が明らかになっていないので」などと答弁したので、小学生の娘さんをもつお母さんから伺った子どもの実態「学校に行く前日になると、娘は頭とお腹が痛くなり、吐き気もして苦しんでいる。どこも悪くないのに、本当に悩んでいる」を示し、学校関係者からも、「とにかく教員をふやしてほしい」と切実な声が上がっていると述べ、「神戸市でも、国の補正予算を使い、20人学級を出来る学校からやるべきだ」と求めました。
教育長は、「やらないとは言ってない」「出来るところからはじめる」と初めて20人学級に踏み出すことを表明しました。
教育関係では、合わせて、スクールソーシャルワーカー(現在、灘区は欠員)・スクールカウンセラーの増員を求めました。
明日も文教こども委員会なので、引き続き頑張ります。



【質問の第1問目です。】

日本共産党議員団を代表して、新型コロナウイルス感染症対策補正予算(第2弾)について伺います。
日本共産党は、市長が、「再度の感染拡大期に備え、医療提供体制の確保を進めるとともに、感染警戒期において『新しい生活様式』を定着させながら、市民生活・経済活動をできる限り回復させていくことが必要である」という立場にたって補正予算を編成されたことを全体として評価しています。
 その前提にたって、以下3点、医療体制の確保と、市民生活・経済活動の回復についてなお必要だと考えることを質疑致します。

〇まず第1に、「感染拡大への再移行を想定した検査体制の強化及び医療提供体制の安定的確保」についてお聞きします。
補正予算案では、「今後の感染拡大に備えた感染症患者の臨時病棟の整備」を計上しています。これは、現在の中央市民病院と分けて別の臨時病棟をつくるというもので、積極的な内容をもっていると評価できるものです。
しかし同時に、中央市民病院の職員からの声やこの間の様々な報道によると、新型コロナウイルスの重症患者への対応には、他の疾患の重症患者に比べ多くの集中治療医や看護師が必要となり、またウイルスの全容が解明されていないことから、医療従事者の心理的負担も非常に大きいと聞いています。このような中、中央市民病院だけですべての新型コロナ重症患者を受け入れることになれば、医療従事者に過度の負担がかかるだけでなく、3次救急や高度医療など本来の中央市民病院の役割が果たせなくなるのではないでしょうか。
中央市民病院だけが新型コロナウイルス感染症の重症患者を受け入れる体制ではなく、市内の医療機関に分散して重症患者を受け入れる体制づくりを健康局や保健所が力をいれるべきだと考えますが、いかがでしょうか?



〇次に、市民のくらしと経済活動の回復について伺います。
補正予算第2弾は、市民生活の維持・支援として、「生活困窮に陥らないためのセーフティーネット機能の充実」を掲げるとともに、経済活動の維持・支援として、5月の補正予算をさらに拡充するなど、全体として評価できるものです。
 同時に、新型コロナウイルス感染症の影響で深刻となっている市民生活と生業への援助をいかに生きたものとするかが問われています。
 補正予算案では、「市内大学生等への支援」として、国の制度に横出しする形で拡充していますが、この姿勢は他の施策でも求められていると思います。
 私もこの間たくさんの市民の方から相談を受けましたが、住居確保給付金は収入の基準額が低く、また基準額を上回ると、一部しか支給されず、実際に減収になった世帯を救えるものとはなっていません。
 県市協調の経営継続支援も拡充されているのは良いのですが、対象業者が限定されており、また給付が遅いため、新型コロナウイルス感染症のため経営が苦しい店舗を救いきるものにはなっていません。
 国の第二次補正予算案や、市の補正予算案第1弾で、支援対象から外されたり、対象が狭いなど、必要な支援が届かない分野をなくしていくことが必要だと考えますが、いかかでしょうか。



〇最後に、「学校再開に伴う学びの保障と感染症対策」についてお聞きします。
長期の休校による子どもの学習の遅れと格差の拡大、深刻な子どたちの不安とストレスへの対応、同時に感染拡大防止からも教職員の増員が必要です。
 しかし、補正予算第二弾では、国の第二次補正予算に盛り込まれた「地域の感染状況に応じて、小中学校の最終学年(小6・中3)を少人数編成するために必要な教員を加配」という、全国で3,100人という加配教員の追加配置予算が、全く計上されていません。
 この「加配教員の追加配置」は、「学校再開にあたって3密を避けるための環境づくり等、地域の実情に応じた新型コロナウイルス感染症対策の強化を図るために実施」されたものです。
 他の分野では、財政調整基金などを取り崩して、神戸市独自に予算を積み増している事と比較して、国の補正予算に盛り込まれ、兵庫県の補正予算でも同様に盛り込まれている予算をなぜ計上しないのでしょうか?教育長の見解をもとめます。