味口としゆきのTwitter

味口俊之のFacebook

2018年5月1日火曜日

神鋼石炭火力発電所の増設問題で環境省・経済産業省へ


4月も最終日。
今日も灘区内を歩いてまわりました。
「神鋼の石炭火力発電所については、その後どうなっていますか?」
と話される方、
また東灘区の方からも、
「味口さんは、石炭火力発電所に反対しておられるんですね」(Facebookを見て)
「私たちの地域にも影響ありますからね」
と話され、神鋼が強行しようとする石炭火力発電所の増設問題への関心の高さを感じました。
4月の初めに、この問題で環境省と経済産業省へ行きました。
よく考えると、その報告をフェイスブックやブログでしていないことに気づきました。
灘区の後援会ニュース用に書いた原稿を載せておきますので、
関心のある方はお読みいただければ、うれしいです。

    ☆ ☆

4月11日、神鋼石炭火力発電所の増設問題で、環境省・経済産業省に申し入れ、懇談に行きました。私たち日本共産党神戸市会議員をはじめ、県会議員・芦屋市会議員が参加をしました。

私が求めたのは、1つは灘区のみなさんから寄せられている懸念の声についてです。地元の住民からは「子どもの喘息をひどくするような石炭火力発電所はやめてください」「引っ越してきてから喉が痛く、受診することが多くなった」などの苦情が寄せられています。住宅地から400mしか離れておらず、そもそも公害地域だったところを、環境改善に取り組んできたところに、地域環境を悪化させるようなことは許されないこと。
もう一点は、国際社会においては、石炭火力などは時代逆行しており、地球温暖化防止に逆行する石炭火力発電所の増設など認められる余地はないことを、2つの省庁に求めました。
環境省は、私たちの指摘に対しては、「異論はないです」と言いながらも「アセスの範囲ではない」「残念ながら、そこまでは環境省としては権限がない」という回答に終始をし、市民の健康を守る環境省としての責任を果しえない現状があることを痛感しました。
経済産業省は、石炭火力発電所については、「増やす方向には考えてません」が、「いきなりゼロとは考えていない」として、石炭火力発電所の増設を容認する姿勢でした。
私は、「『増やさない』としながら、灘区では増やすんですか」と指摘し、さらに経済産業省の有識者会議で、「効率の悪い石炭火力を廃止してCO2の排出が比較的少ないガス火力に移行する」としていること、さらに「経産省幹部が『原発や火力発電など日本が推進してきた電源では勝てなくなった』と、太陽光や風力といった再生エネを主力電源にする意向を示している」ことも示し、質しました。担当者からは、「それは2050年の話を想定した話なので、今すぐの問題ではない」などと、つじつまが合わない返答が繰り返されました。
問題の根源には、安倍政権が、原発と石炭火力をベースロード電源にすると推進している政策にあります。引き続き、神鋼の石炭火力発電所増設中止を求めて頑張ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿