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2020年3月13日金曜日

卒業式の柔軟な開催を教育委員会へ要請


今年度の卒業式について、保護者などの参列を認めない連絡が学校側からあり、多くの保護者や児童が落胆し、議員団に要望が多数寄せられています。
この状況をうけて、日本共産党神戸市会議員団は、市教育委員会に「学校卒業式の開催を保護者の要望をふまえ柔軟な開催方法を検討すること」を要望しました。


応対した後藤徹也・教育次長は、「申し入れの主旨は痛いほど感じております」「一生に一回のものであり、学校生活の集大成として、一番重みのある行事です」「同時に、感染リスクを考えると、クラスター的様相を呈しており、バランスをとっていくのが悩ましい」と語りました。
議員団からは、「文科省も『政府として一律の自粛要請を行うものではありません』として、参加人数を抑えることや保護者の参加人数を最小限とする、保護者を別会場とする等、開催方式の工夫例も示している」「議員団にも『保護者が卒業式に参加できないのは残念だという声がかなりある』『中継や運動場での開催もすべてダメと言われている』『学校ごとに工夫して開催できないか』との声が多数寄せられています」「神戸市は、分散登校を認めたのだから、分散で行う事もふくめ検討を」「緊急の決断を、教育長にしてほしい」と要請しました。
後藤次長は、「ただちに教育長に報告し、16日までに判断をご報告します」としました。

【申し入れ文は以下の通りです】
神戸市教育長 様
2020
313
日本共産党神戸市会議員団
学校卒業式の開催を保護者の要望をふまえ柔軟な開催方法を検討すること
新型コロナウイルス感染症への対応に日夜ご尽力いただいていることに敬意を表します。
さて、今年度の卒業式について、多くの学校から、保護者などの参列を認めない連絡が届いたことにより、保護者や児童の落胆とともに要望の声が、当議員団にも多数寄せられています。
学校園から保護者等への連絡によれば、「神戸市の方針に則り」決定されたものとされ、保護者からの説明にも、多くの学校園は「教育委員会の方針」でありやむを得ないというものです。
文部科学省の通知でも「学校の卒業式や入学式等については,かけがえのない行事であり,現時点で,政府として一律の自粛要請を行うものではありません」としており、保護者の一律不参加まで求めていません。
神戸市教育長におかれましては、感染症対策に十分な対応をしつつも、卒業式への保護者一律不参加ではなく、保護者や児童の願いや声もよく聞き、学校の判断で柔軟な開催ができるよう特段の対応を行うこと求めます。
以上


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